料理研究家-関口絢子の体にいいレシピ

【春野菜の健康レシピ2】春野菜で解毒、効果的な食べ方!

タラの芽とふきのとう 料理研究家-関口絢子の体にいいレシピ

こんにちは、食と腸と健康を考える会ブログです。

このブログでは、食と腸を変えることで、健康的に過ごすことを目的とした健康情報を発信しています。

今回は、料理研究家 関口絢子先生のyoutub動画で紹介されています「【デトックスレシピ】春野菜の便利な作り置き!解毒力を高める効果的な食べ方」を文章にしています。

解毒効果を効果的に摂る方法のレシピです。作り置きにもちょい足しにもぴったりです。

暖かくなって、春野菜がたくさん出回る季節になりましたので、ぜひ、春の気分を楽しみながら、チャレンジしてみてください。

では、はじめます。

はじめに

今回は、春野菜で体すっきり!デトックスがテーマです。
デトックスというのは、detoxificationの略で解毒を意味しています。
自然に生活しているだけで、私たちの体には色々な毒素が溜まってきます。
例えば、残留性有機汚染物質、重金属、また食べ物から入る食品添加物などですね。
そういったものを普段、肝臓が解毒をして、排出するようになっているんですけれども、春野菜にはその肝臓で解毒をするときに使う、解毒酵素を助ける栄養素がいろいろ含まれているんですね。
なので、この季節、特に冬場というのは汗をかく機会が減って水分量を摂る機会も減りますので、そういう意味でも毒素が溜まりやすくなるんですね。
そこで、ちょうど春先に出る旬のお野菜を食べることで、体の中がスッキリできるというとても理にかなったことになります。
春野菜いろいろありますけれども、今回は、ふきのとうタラの芽クレソンせりを使っていろいろなお料理にしたいと思います。
それぞれの野菜の栄養や効果についても詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧になってください。

デトックスのポイントと野菜の洗い方

デトックスの効果を高めるには3つのポイントがあります。
1つ目は、デトックスをする臓器である肝臓ですね、その肝臓の解毒機能を高めるための栄養素を摂ること。
2つ目、肝臓で解毒されたものは、水溶性になって腎臓や腸を経由して、体外に排出されるんですね。利尿作用を促すカリウムなどの栄養素を摂ること。
そして3つ目、食物繊維などの排便を促す栄養素もしっかりとること。
この3つを考えながら、今回はレシピを作ってみました。

私はいつもホタテのおくりもの(野菜・果物の除菌・洗浄パウダー)という水溶性カルシウムを使って、お野菜や果物の洗浄をしています。
自然のものなので、本当に安心して使うことができるんですね。
除菌効果もありますので、すごくおすすめです。
何回も使えるので、1回だけじゃなくて野菜まとめて洗っておいて、それで冷蔵庫にしまっておいてもいいんですね。解毒というものをテーマにしていますので、少しは有害物質を体に取り込まないで済む方法の一つかなと思います。

タラの芽の栄養と効果 デトックスレシピ-1

タラの芽には、特有のエラトサイドという苦み物質がありまして、糖の吸収を抑えて血糖値上昇を防ぐ効果があります。健胃強壮強精作用があって、マグネシウムやリン、鉄などのミネラル、β‐カロテンやカリウムが豊富に含まれる野菜です。

タラの芽の炊き込みご飯

材料4人分:米2合(一部もち麦使用)、タラの芽12個、筍水煮150g、油揚げ1枚、だしパックの中身小さじ3、酒大さじ1、醤油小さじ1、塩小さじ1弱

タラの芽のご飯の材料は、こちらです。
まずお米です。これ2合分あるんですけれども、一部もち麦を使っています。
これは、普通の白米だけでも、お好みで結構です。
私は、紫もち麦というのを少しブレンドして作ってみたいと思います。
そしてお野菜の方ですね。タラの芽と筍です。
筍もこれから、どんどん出てくると思いますけれども、今回は水煮の筍を使っています。
そして、油揚げです。あと、だしパックなんですけれども、だしパック全部中身ごと使ってしまいますが、お好みで普通にお出汁とっていただいたものでも、結構です。あと、お醤油、お酒、お塩になります。

今、お米に2合分のメモリのところまで、お水を入れました。
調味料が、少し入りますので大さじ1程度を水をとっておきます。(大さじ1を引き算しておきます。)
そして、こちら、今回お水を使っていますけれども、この段階でお好みのだしを入れていただいても結構です。
今回は、お出汁の代わりに、だしパックの中身ですね。
これを、そのまま加えていきます。
だしパックの中って、煮干しとか、鰹節とか昆布とか、いろんなものを粉にしているのでそのまま使ってしまうと、ミネラルとかカルシウムも一緒に摂ることができます。
お醤油です。お酒入ります。お塩小さじ1弱です。
このまま、材料の準備ができるまで浸漬させておきます。

油揚げです。油揚げは、周りに余分な油がついていますので、キッチンペーパーをこのように活用して、余分な脂を吸い取っておきます。
よく、熱湯ににくぐらせたりする方法ありますけれども、実はこの方法が一番確実で簡単だと思います。脂がしっかりとれますからね。
そして、油揚げの方は、半分に切って細切りにします。


タラの芽の下処理です。タラの芽は、周りにちょっと固い皮がついていますので、これは歯ごたえがちょっと悪いので、取りますね。
下の方に幹のような、茶色いところがありますので、包丁で、くるくるーっと皮を剥くようにとっていきます。そして、最後、硬いところだけ切り落とす感じですね。


コロコロっと一口大ぐらいですね、大きさに切っておきます。
具材の方、準備できましたので、お米の上にのせて炊き上げていきます。
具材の方、ふんわりと上にのせて、後は普通に炊飯するだけです。
ご飯が炊きあがりました。


具もたっぷりです。タラの芽のほんのり苦味がアクセントです。
食物繊維が豊富なもち麦や雑穀を入れるとデトックス効果もアップします。

ふきのとうの栄養と効果 デトックスレシピ-2

ふきのとうには、若返りのビタミンといわれるビタミンE、骨にカルシウムを吸収させるビタミンKカリウム食物繊維などを含みます。
腎機能を促進させて新陳代謝をアップさせたり、老廃物や余分な水分の排出をするのに役立つ野菜です。
ただ一つちょっと注意点がありまして、アルカロイドのペタシテニンというものが含まれています。これは肝毒性があるために、ふきのとうは、アク抜きをしてから食べたほうがいいお野菜と言われています。

ふきのとうの佃煮

材料:ふきのとう1パック120g、大葉5枚、鰹節10g、塩昆布7g、醤油大さじ1、甜菜糖大さじ1、みりん大さじ1、米油大さじ1.5

ふきのとうの佃煮を作っていきます。
まず、ふきのとうとそして大葉です。それから塩昆布、鰹節、調味料が甜菜糖とお醤油、みりん、そして米油を使っていきます。
ふきのとうはですね、周りに硬い葉っぱがついていたら、硬いところだけ剥がして、きれいに洗ったものを沸騰したお湯の中に入れて下茹でをしていきます。
下茹でをしているだけでも、特有の香りがしてきます。


1~2分下茹でをしました。お水(冷水)にとって、しっかりと絞っておきます。
下茹でをして固く絞りました。あとはザクザクと刻んでいきます。(みじん切り)
大葉もみじん切りにします。塩昆布は粗く刻みます。
フライパンに米油を引き、ふきのとうを炒めます。
お醤油が入ります。甜菜糖です。みりんです。鰹節が入ります。ここで火を止めます。
塩昆布が入ります。大葉を加えます。
あとは、全体が混ざれば出来上がりです。


ご飯にぴったり!作り置きしておくと便利です。お弁当や酒菜にもオススメです。
冷蔵庫で1週間保存できます。

クレソンの栄養と効果 デトックスレシピ-3

クレソンは17種類ものビタミンやミネラルを含むスーパー野菜と言われています。シニグリンという肝臓の解毒酵素を助ける成分が含まれていて、消化も助けてくれる野菜です。
この解毒効果を高める食べ方という意味では、生で摂るのが一番効果的です。

クレソンとパクチーのサラダ

材料1ボール分:クレソン2束、パクチー3株、玉ねぎ1/2個、オリーブ油大さじ1、お酢大さじ1 おろしにんにく小さじ半分、塩コショウ適宜 、お好みでフライドオニオン適宜

クレソンとパクチーのサラダになります。
パクチーは自然の抗生物質と言われていまして、非常に殺菌効果の高いお野菜です。香り成分のドデセナールというものがサルモネラ菌の働きを弱めるという研究結果もあるそうです。
抗炎症作用血糖値の調整利尿作用なども期待できるお野菜です。
サラダ用なので、水切りをしっかりとしておくとおいしく仕上がります。
クレソン、そしてパクチー、玉ねぎです。
それから調味料が、お酢とオリーブオイルとおろしにんにく、あとは塩コショウになります。
お好みで仕上がりにこのフライドオニオンですね。
これをちょっとパラパラとかけていただくとアクセントになります。


今度は、ほんとにとっても簡単なもので、まずボールですね。
ボールに調味料を加えて、合わせておきます。
お酢です。オリーブオイル入ります。
そして、こちらがおろしにんにくですね。ほんの香り付け程度でいいんですけれども、これは入ると入らないとでは全然美味しさも変わってきます。塩コショウを入れます。
玉ねぎは薄くスライスします。
玉ねぎ、ちょっと辛味が強いようでしたら、お水に少しさらしてください。
そして、パクチーです。ざくざくと切って、適当な大きさに切っていきます。
クレソンの茎の部分、食べやすい大きさにカットします。(ざく切りです。)
あと葉の部分は、半分ぐらいですね。
あとは、全体を混ぜれば完成です。


お肉料理と一緒に食べれば消化を助けます。
よく噛むとシニグリンが酵素によってパワーアップし、解毒効果が高まります。

せりの栄養と効果 デトックスレシピ-4

せりは、春の七草にも登場する野菜で、β-カロテンビタミンCが含まれて、免疫力アップに役立ちます。
さらに葉酸と鉄が多いので貧血防止にも効果的です。
さらにケルセチンという解毒効果のある物質が含まれます。
ビタミンKやカリウム、マグネシウムそして食物繊維も豊富なお野菜です。

せりの煮浸し

材料2人分:せり1束、しめじ1/2株、油揚げ1枚、だし1カップ、醤油大さじ1 、酒大さじ1、塩少々

せりの煮浸しを作ります。
まずせりですね。
そして、油揚にしめじ、調味料の方がお出汁とお醤油、お酒、塩になります。
せりは、丁寧に洗ってあげると、根っこも食べられるそうです。
せりは、今回根も食べてみようと思います。きりたんぽ鍋などの秋田の名物の鍋なんかには、根も使ったりするそうです。
よく洗っておきました。あとは、ざく切りです。


今日は、煮浸しなので、下茹でをしないでそのまま煮汁に入れていきますので、栄養の流出を防ぐ方法になります。しめじは、ほぐします。
油揚げは、キッチンペーパーで油抜きし、細切りにします。材料の準備は完了です。

お鍋におだし1カップ、お酒とお醤油が入ります。油揚げとしめじを先に煮ます。
油揚げ、しめじが入ります。せりの根っこの部分を先に入れておきます。
全体に火が通るように落とし蓋をし、2~3分煮ます。
せりを入れて、煮汁にしっかりと絡めるようにして、火を通せば完成です。味を見て塩を加えて調整してください。
蓋をして1分程、煮たら完成です。


せりの爽やかな春の香りが広がる煮浸しです。作り置きにもオススメです。

今回は、春野菜を効果的に使ったデトックスレシピを4品ご紹介しました。
これから薄着の季節にもなります。春野菜真っ盛りですので、食べたことがないお野菜、または新しい食べ方なんかもあったと思いますが、是非試してみてください。

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