料理研究家-関口絢子の体にいいレシピ

【脳と筋肉の疲れに】ストレスに強くなる!鶏胸肉の抗疲労効果を徹底解説!

料理研究家-関口絢子の体にいいレシピ

脳に効く疲労回復食材

今回は、脳に効く驚異の疲労回復食材がテーマです。
具体的には、鶏胸肉のお話ですが、そこに含まれる抗疲労成分について詳しくお話をしていきます。
そして鶏肉と言うと、高タンパク、低脂肪でお財布にも優しいとてもヘルシーな食材ですが、その鶏胸肉をとっても簡単に、美味しく調理をする方法、3パターンご紹介していきます。
なんか毎日疲れるなぁという方、ストレスを感じる方、最近忘れっぽいなぁとか頭がぼうっとするなぁと感じる方、特に必見です。

疲れには3つの種類があります。まず一つ目は、運動や活動性の疲れです。
そして2番目、ストレスによる疲れです。たった数分止めただけで、駐禁きられて一気にストレスで疲れ切りました~とか、そんな疲れもありますよね。
そして3つ目は、寒いとか暑いとか、そういった環境的な疲れになります。
そして疲れには、長さも関係しています。
例えば、1日寝てしまえば、なんとなく疲れがとれるという疲れもあります。
一週間ぐらいかかるような疲労、亜急性疲労ですね。そして3ヶ月ぐらいずっと続いているような疲労、慢性疲労といいます。その中でも半年以上続いているものは慢性疲労症候群というちょっと病的なものもあるのですが、疲れというのは実は体からのメッセージなんです。
3大生体アラームというのがあって、一つ目、痛み。痛みがあったら皆さんすぐおかしいなと思いますよね。
二つ目、発熱。これも、あれ?なんかおかしいってすぐ思いますよね。
3つ目が疲れなんです。あー、疲れちゃったって割とほっといちゃう事って多くないですか?
体の3大アラームとして、しっかりと向き合ってあげなければいけない印なのです。
今回は、食べ物からストレスや肉体疲労を改善する方法についてお話をしていきます。
特に、その中でも脳疲労について詳しくお話をしたいと思います。
では皆さんここで、脳疲労をしているかどうかの簡単なチェックをしたいと思います。
いくつ当てはまるか、考えてみてください。
まず1つ目です。自分が楽しい時間が持てないと感じる方。
2つ目、季節の変化とか風景の移り変わり、草花なんかに全然意識が向いていない。
3つ目、気持ちの切り替えが、なかなかできない。なんか引きずってしまう。
4番目、体が重い。
5番目、なんかマイナス思考になってるなぁ私、っていう方。
そして6番目、自分が嫌になってくる。何やってんだろう私、っていう方。
はい7番目です。心から笑ってない自分に気づいている方。
8番目、今の生活に何か満足ができていない。あぁこんなのでいいのかなという気分です。
いくつ当てはまりますか?
私も、いくつかありました。この中で3つ以上当てはまっている方は、ちょっと脳が疲労している可能性があります。脳が疲れているというのは思考能力の低下、そして判断ミス、忘れっぽい、なんかまで起きてくるわけです。
そうすると、結局、作業の能率が低下したりとか、あとは何か間違いが起こりやすくなったりということがありますよね。脳が疲労していると、そんなことが起きてきます。そこでなるべく快適、快便、快食、快眠で快という言葉がつくようなことをなるべく積極的に心がけるということがまず一つの方法です。
そして、もうひとつ、今回の本題、食べ物で脳の疲労をとる方法をご紹介します。
一昔前って、心も体も疲れてるって言うと、じゃあたっぷりスタミナがあるものでも食べなさいよ。
食べなさい、食べなさいって、なんかそういう風潮ありませんでした?
なんとなく、私もそういう経験あるのですが、筋肉疲労に関しては、それもありなんですが、脳の疲労とかっていうのは、そういうことをしてしまうとむしろ逆効果なんです。
そういう、スタミナ食というのは、高脂肪、高カロリーでこってりしたようなものが多いですよね。
そうすることで、消化にエネルギーを使うので、むしろ自立神経を疲れさせてしまうということがあるんです。
そこで、イミダペプチド食というのをお勧めいたします。イミダペプチドって聞いたことありますか?
イミダゾールジペプチドという言い方もあるんですけれども、最近、サプリでも、そういう名前のものを出てきています。イミダペプチドというのは渡り鳥の胸のお肉ですとか、あとはカツオとかマグロなどの回遊魚から、発見されているんです。2003年の産官学連携の大規模プロジェクトによってこの抗疲労というものについて、いろいろ研究が始まって、その時に発見された成分でもあるんです。
渡り鳥というのは、9日間、水も飲まない休みなしで、ずっと飛び続けるわけです。
その驚異的なパワーはどこから来ているのかっていうところで探ったところ、生物の進化の過程で消耗の激しい部分にイミダペプチドというものを作り出す合成酵素を増やしてきたのではないかという考え方があるんです。
イミダペプチド、とにかくすごく高い抗酸化作用があります。
活性酸素が多く発生する場所で働くようにできているそうです。
疲れやストレスなんかで、体が疲労していくと細胞が酸化ダメージを受けるんです。
その時に抗酸化としてイミダペプチドを働かせることによって疲労を抑えることができるんです。
最近は加齢によって低下する記憶機能をイミダペプチドによって回復するというデータも出てきています。
1日に200mg のイミダペプチドを摂るといいでしょうということで、鶏肉だと、22gぐらいでそのぐらいの量を加えているんですけれども、吸収を考えて100g ぐらいの鶏胸肉をとるといいでしょうという推奨量があるんです。
マグロなんかにも、多く含まれています。豚肉だったらというと300g くらいなので、やっぱり鶏胸肉で摂るのが非常に効果的ではあります。では、脳の疲労とどう関係しているのかということで、イミダペプチドが腸管から吸収されるとヒスチジンとβアラニンというアミノ酸に分解されるんです。
それらが、それ脳に運ばれていきます。
実は、脳にはこのイミダペプチドを合成する酵素があります。そこで、脳の中でこの2つのアミノ酸が、合体してイミダペプチドを作ることができるんです。脳神経というのは、スマホを見たりとか、テレビを見たりとか、あと嫌なことあったり、いろんなストレス、日々いろんな活動をする中で、常に活性酸素を発生させているんです。
その活性酸素が脳の細胞にもダメージを与えてしまうんですけれども、イミダペプチドが脳の中にあることで、抗酸化力を発揮して脳の疲労も軽減してくれるということなんです。
抗酸化物質、いろいろあるので、他のものでもいいんじゃないですかという疑問もあると思うんですが、ある実験でこの抗酸化食品を23種類、品目、同じようなテストをしたところ、このイミダペプチドが一番高い抗疲労効果があったということなんです。
科学的な実験では200mg のイミダペプチドを2週間継続してとっていただいた被験者の方の76%が脳疲労が軽減したという体感があったそうです。

脳の疲労にダイレクトに効く鶏胸肉のレシピ3パターンをご紹介します
鶏胸肉というとお財布に優しくて、ヘルシーというイメージがある一方、ちょっとパサつきが気になって苦手だなぁという方も多いんじゃないかと思います。
別の動画では、酒粕とかお味噌に漬け込むとしっとりと柔らかくなっておいしいですよというレシピもご紹介しているんですけれども、そういう漬け込んで柔らかくするというのには、ちょっと時間かかったりしますよね。
もう即、使ってお料理にしたいなんていうときのために、今回は片栗粉を活用して、とっても簡単な、鶏むね肉がしっとり仕上がる方法をご紹介していきます。

鶏ポン酢


鶏胸肉を薄くそぎ切りにします。
鶏肉の周りに片栗粉をつけていきます。こうすることで食感がふわっと仕上がるんです。
あと、大事なイミダペプチドも中に閉じ込めることができます。
お水に弱いので流れないようにスープごと飲む料理とか、あとは、お汁が出ないように、お水に流れないように工夫をして使うといいです。
沸騰したお湯の中に、さっと入れて、湯がいていきます。鶏が白くなれば大丈夫です。
青ネギは刻んでおきます。
今、湯がいた鶏肉です。これは、さっと冷水にとって、冷やしておてもいいです。
今日は暖かいまま、使っていきます。
青ネギとポン酢をかけていただきます。お好みで紅葉おろしを添えても。しっとりぷるんと仕上がりました!

鶏肉のジョン


お肉を、もう少し厚めに切っていきます。先ほどのは、結構、薄い感じでしたけれども、今度は1cmくらいの厚切りです。先ほど同様、軽く片栗粉をまぶします。片栗粉の膜があるかないかで、この食感とお肉の柔らかさ全然違います。お肉が、まったくパサつき感がなくてしっとりと仕上がる方法です。
胡麻油をしいていきます。(中火のフライパンに胡麻油)ちょっと多めです。
胡麻油じゃなくても、普通の油でも結構です。
先ほど、片栗粉をつけた状態のお肉を卵にくぐらせます。そして焼いていきます。
この卵の膜が、またお肉を柔らかくしてくれるんです。
鶏胸肉の水分も中に閉じこもるので、とてもふっくらしっとり仕上がる方法になります。
韓国の家庭料理で、ジョンという料理なんです。私は牡蠣を使ってよく作っています。
とっても、ジューシーに仕上がって、牡蠣もおいしく仕上がるんです。
油で揚げないのですごく簡単です。
ここから2種類のお料理に展開しますので、ちょっと多目に同じような状態のお肉を焼いてしまいます。
1種類目は、この鶏肉のジョンというお料理ですけど、もう1種類目はチキン南蛮にしちゃいます。
お肉の両面を焼いて火を通します。
上に青ネギをのせます。ご飯のおかず、お酒の肴にもオススメです。たっぷりポン酢か酢醤油でいただきます。
お箸で切れる柔らかさです。ふっくらジューシーな出来栄えです。

チキン南蛮風


玉ねぎとパセリを刻んでおきます。マヨネーズとコショウを適宜入れます。(マヨネーズはヘルシータイプを使用しています)よく混ぜ合わせます。
タルタルソースというよりは、野菜を和えたといった方がいいぐらいですね。
あえてソースというよりは、和えものです。
とてもヘルシーなタルタル風のソースになります。
そうしたら、焼いたお肉にポン酢をかけて、下味をつけておきます。
結構、たっぷりめにポン酢かけちゃっていいです。
一応これで、簡単な南蛮漬けができているわけです。
ここに、先ほどのお野菜をのせて仕上げていきます。普通であれば、お肉を唐揚げのようにして、南蛮酢をつくって、漬け込んで、そしてタルタルソースを作る。
結構、手間のかかるお料理だし、油も使ったり、結構大変なんですけれども、これだったら、本当に卵にくぐらせてお肉も柔らかく仕上がっているし、とってもヘルシーなんです。最後にたっぷりタルタルソース風の野菜をのせます。玉ねぎたっぷりで疲労回復効果もアップです。
鶏胸肉が簡単においしくたっぷりいただけるレシピです。

今回は、鶏肉のイミダペプチドという、抗疲労成分についてお話をしました。
イミダペプチド、サプリにもなっているような成分ですけれども、脳疲労を取り除いてあげると、
ストレスにも強くなるということなので、ぜひこの鶏胸肉、上手に活用してみてください。

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