食に関する本のブログ

名医が教える「老けない」食べ物〜若さを保つ最強食材と組み合わせ〜(高橋 弘)要約

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今回は「名医が教える老けない食べ物」著者 高橋 弘さん(たかはし ひろし)の本の要約です。

食べ物には健康を害する食べ物や、老化を促進してしまう食べ物もあります。当然のことながら、悪いものを食べれば体によくないし、老化も早まってしまいます。また、体によいものでも、食べ過ぎてしまえば、肥満や生活習慣病を引き起こすことにもなります。結局、食べ物のもつ性質や食べ方が大きな問題になるのです。では、できるだけ若さを保つために、また、病気にかかりにくい健康な体をつくるのに役立つ食べ物とは何か?どのような食べ方をすればよいのか?と考え、調べたところ、若さを保ち、健康な体をつくる成分をもつ食べ物があることがわかったそうです。今回は、その若さを保った上で、健康な体を維持するための知識をご紹介できればと存じます。
ご興味のある方は是非、本書を手にとって読んでみて下さい。それでは見ていきましょう。

本書の要点
1.名医が教える老化を防ぐ食べ物とは?
2.免疫力をアップさせる食べ物
3.帳消しメソッドで食事を楽しむ方法とは?

1.名医が教える老化を防ぐ食べ物とは?
体の機能が衰える、免疫力が下がる、生活習慣病になるなど、「老化」は多くに人たちにとって厄介なものです。生きている以上老化は仕方ないことですが、少しでもそのスピードを遅めたいと思うのは誰もが思うことだと思います。

そのためには老化を早める食べ物、遅らせる食べ物をしっかりと理解しておかないといけません。
それではご紹介させていただきます。

<油編>
油には積極的に摂るべき油と、体に悪い油が存在します。その見分け方は簡単で、「常温で固まらない油」や「食品の保存に使われる油」は摂っても良い油で、逆に「常温で固まる油」や「食品の保存に向かない油」は摂らない方が良い油です。具体的には、牛脂やラードのように常温で固まってしまう油は、摂らない方が良い油で、オリーブオイルやごま油のように常温で固まらない油は摂っても良い油です。

<カルシウム編>
高齢者の方は特に、骨を丈夫にするために、毎日、牛乳や小魚を摂っている方が多いと言われていますが、牛乳には「飽和脂肪酸」が多く含まれており、肥満や心筋梗塞、糖尿病のリスクを増やすことが知られています。なので、カルシウムを摂取したい場合は、乳製品・魚介類・野菜・豆類・海藻から満遍なく摂取することがおすすめです

<ガンを予防する食品>
ガン予防の重要度が最も高いとされた食べ物を紹介します。トップカテゴリーには、「ニンニク、キャベツ、カンゾウ、大豆、生姜、人参、セロリ」などがあげられています。2番目のカテゴリーに分類されたのは、「タマネギ、緑茶、ターメリック、全粒小麦、玄米、トマト、なす、ピーマン、ブロッコリー、柑橘系の果物」です。

2.免疫力をアップさせる食べ物
「免疫」とは、「自分と自分でないものを見分けた上で、自分でないものを排除し、そうすることで自分の体を守る」というシステムです。また自分でないものを見つけるために、体の中を巡回して回っている「パトロール隊」と、自分でないものを見つけたら強力な武器で攻撃する「機動隊」が連携プレーで排除していくという仕組みになっています。さらに「免疫栄養学」と呼ばれる新しい研究を進めたことで、人間の免疫システムに働く食材があることがわかったそうです。その食材は次の4つに集約されていることがわかりました。
①免疫活性維持力
②攻撃力
③抗菌作用・抗ウイルス作用・抗がん作用
④抗アレルギー作用・抗炎症作用

3. 帳消しメソッドで食事を楽しむ方法とは?
健康のためだからと言って「お肉はダメ」、「アルコールはダメ」ではストレスが溜まってしまい、かえって健康によくありません。老化を進めてしまう食べ物を食べたいと思った時は、それをなかったことにする食材を食べて「帳消し」にすれば良いのです。こちらで、そのような「なかったこと」にする「帳消しメソッド」をご紹介します。

<赤い肉を食べる時>

赤い肉を食べる時には、玄米と一緒に食べるようにしましょう。玄米がない時は、全粒粉の小麦で作ったパンやパスタ、またはとうもろこしを一緒に食べるようにしましょう。玄米や全粒粉の小麦やとうもろこしには、「フィチン酸」が含まれていて、このフィチン酸が鉄や毒素と結合して、体内への吸収を防ぎ、体外に排出してくれるのです。

<ラーメン+餃子)を食べる時>
例えば、ランチの定番である「ラーメン+餃子」ですが、ラーメンをスープまで完食してしまうと、6〜7グラムもの食塩を摂ることになってしまいます。そして餃子を醤油ベースのつけダレにつけて食べると、1日の摂取量を越してしまいます。
なので、ラーメンを食べるのであれば、野菜たっぷりのタンメンを選び、ファイトケミカルの含まれる胡椒やすりごまなどをトッピングしましょう。食べる時は、麺の上の野菜から食べ始めましょう。血糖値の上昇を防いでくれ、噛むことで満腹感を高めてくれます。野菜をあらかた食べたら麺を食べ、スープは残しましょう。餃子に関しては、お酢だけを小皿に入れ、白胡椒を振りかけて食べましょう。


まとめ 
今まで読んだ健康本には、「●●は食べてはいけません」、「●●を食べずに野菜を摂取しましょう」のような頭ではわかっているけれど、現実無理だよって思うようなことばかりが書かれていました。
しかし、この本では、「●●の食べすぎはいけないけれど、もし食べてしまったら、それを帳消しにする食事をしましょう」と書かれていたので、もの凄く現実的でした。

この要約を読んで下さっている方の中にも、忙しくて仕方なく外食が増えてしまっている方もいると思いますが、そんな方でも、健康を維持できる方法が記載されています。ご興味を持っていただいた方は是非本書を手に取って読んでみて下さい。具体的な内容が書かれていますので、明日から実行できるかもしれません。

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