料理研究家-関口絢子の体にいいレシピ

手軽に野菜の発酵食品を!発酵野菜で腸活!

料理研究家-関口絢子の体にいいレシピ

今回は、お野菜をたくさん食べたい、発酵食品で体の中からキレイになりたい、そしてさらに便利な作り置き、この3つを叶えるレシピとして、とっても簡単なキムチをご紹介します。                     キムチと言うと何か特別な材料をたくさん使ったり、手間がかかって時間がかかって、大変なイメージがあると思います。ところが、もともとキムチって家庭料理でいろんなレシピがあるわけです。
日本でもぬか漬けがあったり、いろんなお漬物、家庭によって味が違いますね。
そこで、今回は日本の皆さんのどこのご家庭にでもあるようなものを使って、本当に簡単にできるキムチをご紹介したいと思います。


手作りをすることの一番のメリットは、やっぱり味付けが自分の好みにできるところなんです。
例えば売っているキムチでちょっと辛すぎるとか甘すぎるとか、あと塩気が多いので量を食べられないとかいろいろあると思います。それが手作りでやることで全部好きなようにできるのが大きなメリットです。
しかも特別な材料がなくても、しっかりと乳酸菌で発酵したキムチができるのです。
さらに、たくさん一度に仕込まないとならないとなると、だんだん手に負えなくなってきたりもしますが、
今回は、程よい量で食べきりサイズという感じで作っていきますので、その時々の素材を変えて同じように色んなもので試してみることができるのです。
ですので本当に冷蔵庫の隅に入れておいていただくだけで、いつも色々な自家製キムチを楽しむことができます。 とっておきのレシピですので是非最後までご覧になってください。

お家にある材料でできる簡単キムチの材料はこちらです。
白菜1/4個、人参1/2個、ニラ1束、*塩漬け用の塩:大さじ2
まずメインになる野菜が白菜、ニラ、人参です。
これはお漬物のベースになる材料です。
もちろんこの材料じゃない他の野菜を使っていただいても結構です。
ベースになるヤンニョムというキムチの素を作りたいのですが、それがまずこちらの材料です。
リンゴがベースになります。そして唐辛子、この唐辛子は韓国産の唐辛子です。                色付きも良くて辛みもマイルドなのでキムチ作りにはオススメなのですが、もしこの韓国産がない場合は一味唐辛子で代用できますが、辛さがすごく辛いので量を調節する必要があります。
つぎはニンニクと生姜です。おろしたものになります。ニンニクの量もお好みで加減することができます。
あとは、旨味のものですが、お味噌と塩昆布そしてだしパックの中身です。
よく、本場の韓国だとアミの塩辛とか魚醤とかそういうものを使うのですが、結局それは発酵食品で旨味の素アミノ酸がたっぷり含まれている食材なのです。
それを代用するために大豆で作ったアミノ酸の豊富なお味噌を使います。
さらにあのアミとかの代わりに魚介の旨味ということで、だしパックの中身を使っていきます。
塩昆布は旨味があって、とっても使いやすいのでこちらも調味料の一つとして加えていきます。
こちらはキムチの香りとか風味、辛味を作る材料です。これはお好みで調節ができます。
そしてここは塩気と旨味です。
ここでは発酵調味料としてお味噌が入ってきましたが、塩麹なんかを使っていただいても結構です。
塩昆布も使っても使わなくてもどちらでも大丈夫です。
ただ、こういった旨味が出るものを上手にブレンドしてあげると美味しくなります。
白菜は、葉っぱの部分は3センチ幅ぐらい、そして茎の部分2センチぐらいの幅に切っていきます。
ニラは3cmぐらいの長さに切っていきます。
なかなか緑黄色野菜をバランスよくとるのって難しいですよね。
今回はニラやニンジンなど白菜以外にも緑黄色野菜もたっぷり入れていきますので、すごくバランスの良い野菜料理になります。
人参もわりと早く漬け込みたいので細めに切っておきます。
すべてカットしたお野菜ですが、ここからお塩を入れて余分な水分を絞っていきます。
味付けでいったら、多めのお塩になってしまうのですが、お塩はこのあとで切りますので、ここでは、しっかりと大さじ2杯程度のお塩を入れて全体をなじませていきます。
白菜からもすぐお水が出てきますので、ちょっとしんなりしてきたら保存袋に入れて密封します。
しっかりと空気を抜いて密封します。
少し手で圧をかけていくとお野菜の水も早く出ますので、少しおもしの代わりに自分の体重で少し押してあげると早く仕上がります。
たいぶちょっとしんなりしましたけれども、このまま少し放置しておきます。


その間にヤンニョムを作っていきます。                                 (ヤンニョムの作り方)                                          りんご1/2個、韓国産粉唐辛子大さじ4、おろし生姜大さじ1,おろしニンニク大さじ1/2、だしパックの中身(煮干し粉でもOK)大さじ1/2~1、塩昆布15g、みそ大さじ2、リンゴをおろしていきます。             りんごは皮をむいてもいいのですが、皮に含まれるポリフェノールを大事にしたいので皮をよく洗って使っていきます。お野菜類の皮とか色々農薬とか気になるときに、ほたての贈り物っていう水酸化カルシウムの原料の洗浄剤を使うといいです。
これを使うと、すごくきれいに落ちるし、割と安心してお野菜の皮も食べられるのでおすすめです。
りんごがすりおろせました。このりんごの甘味が乳酸菌を発酵させる材料にもなりますので、こういう糖分があるものを使うのです。蜂蜜を入れたりとかもいいです。
とにかく、少し糖質のものを入れてあげることで乳酸発酵がしやすくなります。
ここにその他の材料を入れていきます。
味噌が入ります。なかなかキムチにお味噌を入れるって言うことはないと思うのですが、これも、麹菌で発酵させたものなのである意味、とっても相性がいいんです。
お味噌が甘みになってくれたり、乳酸発酵を助けるサポート役にもなってくれます。おろし生姜です。
おろしニンニクです。だいたいニンニクと生姜が1対2くらいの感じでいれるといいと思います。
もちろんあのニンニクがもっとお好きな方は多めに入れていただいてもいいし、逆に苦手な方は少なくしてください。そして韓国産の粉唐辛子が入ります。
すごく、たくさん入っているようなのですが、そんなに思ってるほど辛くないんです。
この唐辛子の粗びきの粉と細引きの粉、両方あるのです。
ブレンドしたりするのもアリですが、今回は細引きの粉だけを使っています。
細引きの方を使うと色が付きやすくなるのですが、若干、細い分辛みは出やすくなります。
なので粗びきと細びき、どちらでもお好みで使い分けていただくといいと思います。
そして塩こぶです。これも、商品によっては塩分が多い少ないがありますので、お漬物にする野菜の量と少し相談をしながら加減しながら、加えてみてください。
もし塩気が足りないなと思ったら、プラスすることができますので、今若干ちょっと少なめに加えてみました。
昆布の旨味なんかがプラスされると、キムチは美味しくなります。
だしパックの粉になります。煮干しの粉とかでもいいし鰹節とかでも結構です
これが、ヤンニョムになるのですが、この時の塩分もちょっと確認をしておいて、お野菜の方、お水をたした後、あんまり塩分が残らないようにはしたいのですが、ここの塩分とお野菜の方の下味として残っている塩分、ちょっと計算しながら味を考えてお塩の加減をしていきます。

この段階だと、決してしょっぱいっていうイメージはありません。
塩漬けにしてある方の、お野菜を入れてか最終的に塩分の調節していきます。
塩漬けにしておいたお野菜です。結構しんなりしてきました。ちょうどね10分くらいたった状態です。
かなり水分が出ているのがお分かりになりますね。
こちらの塩漬けをしっかりと絞って、ヤンニョムの方に加えていきたいとおもいます。
(塩気が強ければ水を足して絞る)
この塩漬けにした時、使ったお塩の量は、早くお水を出したいので大さじ2杯ぐらい入れていますけれども、
ちょっと時間をかけてでも塩分減らしたければ、お塩を半分くらいにして、じっくりと半日ぐらい冷蔵庫に入れて塩漬けにしてください。
全部お野菜を出してよく絞ってこちらの方のボウルに移しました。
では全体を混ぜてこのヤンニョムとお野菜をあえていきます。
キムチというのはお野菜に含まれる乳酸菌が塩をエサにしてどんどん増加していきます。
ですので、時間が経てば経つほど乳酸発酵が進んでいくんです。
乳酸菌というのは、人間の腸にも存在していて本当に自然界のあらゆるところにある菌なんです。
乳酸菌が作った乳酸というのは食中毒細菌の増殖を抑えたりするので、保存性もよくなるし、あとアミノ酸を生み出すのでおいしさが増したりあと独特の風味ができたりします。
この乳酸菌で発酵させた食品というのは、腸内環境を改善するということなのでアンチエイジングとか美肌、免疫力をアップさせたりあと便秘を解消したり代謝を良くしたり色々な健康効果があります。
全体が混ざりました。ここで一応、塩加減、味見をして少し足りないなと思ったら塩昆布を入れたり、またはお塩を少し足すとか、あとはもう少し旨味みが欲しいなと思ったらだしパックの粉を入れたり、あと甘味がほしいなあというのであれば少しはちみつなどを加えてお好みの味に調節していきます。
辛みもそんなに強くないし、すごく食べやすいですね。
塩分もほどほどなのでこのキムチだけでも、あの小鉢として食べられていそうな感じの仕上がりです。
それでは先ほどを塩漬けにした時の袋の中に入れて、この袋の中で発酵させていきます。
韓国産の唐辛子以外は、お家にありそうなものばっかり使っていますけれども結構、それなりに旨味もあっていい感じになっていますので、これを大体一週間ぐらいかけていくと、だんだん味が変わってきて乳酸菌が作る酸味なんかもプラスされてくるんです。
ただ食べようと思ったら明日からでも食べることは可能です。
そんなに大量ではないので普通に食べきれちゃうかなと思うんですけれども、もし発酵が進んでしまって酸っぱくなってしまったら炒め物とか、あとおつゆものなんかに加えてお料理に使うこともできます。
これを冷蔵庫に入れて保存していきます。
ここからは、どんどん乳酸菌が発酵していきますので、少しずつ味の変化を、楽しんでください。
お野菜も今回は白菜とかニラとかニンジンを使っていますけれど、キュウリでやったり、小松菜を使ったりとか、どんなお野菜でも大丈夫です。
自家製の味を楽しんでいただきたいと思います。
これだけでも、すごく栄養バランスもいいし、本当に体にいい野菜料理になりますのでね。
ぜひあの簡単漬け物として、キムチ漬けも楽しんでみてください。
今回はお家にある材料で本当に簡単にできる手作り漬物ということで、キムチをご紹介しました。
甘さとか辛さとか塩分本当にお好みで大丈夫です。長期保存をするようなタイプのものではありませんので手軽に作っていただいて1週間から10日ぐらいの間でできてしまう、というような感じなので本当に気軽にやっていただけるレシピだと思います。
今回は割と定番のお野菜使いましたけれども、本当にありとあらゆるもので代用ができますので是非試してください。

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