料理研究家-関口絢子の体にいいレシピ

抗糖化×抗酸化 きな粉の栄養が老化防止に役立つ!

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きな粉の簡単ドリンクで美肌!ダイエット!若返り

今回はきな粉の老化予防についてご紹介します。
きな粉、皆さんのご家庭にも眠っているのではないでしょうか?
まず老化の2大原因といわれる「糖化」そして「酸化」、この糖化というものは血糖値の急上昇によっても引き起こされますし、食べ物自体に含まれる最終糖化産物(AGE)という体の焦げをつくる元になるものです。
こういうものをたくさん摂ってしまうことで、引き起こす老化ですけれども、そこには酸化が非常に深い関係があります。ですので糖化と酸化というのは、両方一緒に考えていくといいのです。
今回は、きな粉の抗糖化作用野菜や果物の抗酸化を掛け算して、体内年齢マイナス10歳を目指す老化予防法をご紹介したいと思います。
この動画ではとっても簡単な手作りドリンクで老化予防をする方法が分かります。
そして、きな粉の栄養や健康効果についても詳しくご紹介します。さらにきな粉の種類についてもご紹介していきます。どんな効果がどのくらい続くのかという具体的なお話をご紹介します。
さらに、きな粉を使ったとっても簡単な手作りドリンクや簡単レシピもご紹介していきます。
紫外線が強くなってくるこれからの季節の新習慣として、ぜひ朝食にプラスしてみてください。

「糖化」と「酸化」について

老化の2大原因と言われる「糖化」と「酸化」、この糖化というのは、血糖値の上昇を抑える食べ方をするだけでもだいぶ軽減されるのです。
そのためには食物繊維オリゴ糖を含むきな粉が非常に効果的です。このきな粉ですけれども、セカンドミール効果といってお昼に食べる食事の血糖コントロールにまで影響するという効果があることがわかっています。
このセカンドミール効果というのは、朝食に食物繊維が多いものを摂っておくことで、血糖値の上昇や糖の代謝に影響を与えるというもので、次のお食事、お昼ご飯にもその血糖コントロールの効果が持続するというとっても美味しいお話なのです。
ですので、朝食というのは食物繊維がしっかりとれるものを摂っておくということで、お昼までお得な健康効果が続くということなのです。
朝食にどんなものを摂っておくかによって、お昼の血糖値にまで影響すると思うと、朝の簡単なきな粉習慣というのは非常にオススメな方法です。
きな粉は大豆製品の中でも一番食物繊維が多く含まれているそうです。
大さじ1杯あたり食物繊維が2.7g も含まれています。ちょっとピンと来ないと思いますが、非常に多い数値ですね。ちなみに茹でた大豆で、だいたい同じ量の場合で1g、そして生のおからで1.7gということなので、どれだけきな粉に多く含まれているかということがお分かりになるかと思います。
さらにタンパク質も非常に多く、きな粉大さじ1杯で5.5g、それってすごく多い量なんです。
きな粉2杯摂ったら10g以上摂れてしまうのです。私たちは大体、一食で栄養的には20gぐらいのたんぱく質を摂ると良いとされるのですが、その半分が、わずかきな粉大さじ2杯で摂れてしまうのは、結構すごいことです。ゆで大豆の場合は同量で2.2g 、そして生のおからで0.9gということなので、大豆製品の中でも、ダントツきな粉ってすごいことがお分かりになると思います。
ぜひ、そんな素晴らしいきな粉を日々の食生活に役立てていただきたい思います。

続いて酸化についてお話をしておきます。酸化というのは日々生活をしていくだけでも自然に発生してしまう活性酸素というものに影響されていくのです。この活性酸素というのはある程度必要なのです。
体内に侵入してきたウイルスやバクテリアなどを攻撃したり、がん細胞を逆に攻撃して殺してしまうということもできるのです。
ただ過剰に発生することで今度は細胞を傷つけてがん化させてしまったり、細胞を老化させてしまうなど悪さをしてしまうようなそういう物質なのです。
ストレスを感じたり、添加物又はタバコ多量飲酒紫外線過激な運動、いろいろな要素によって活性酸素というのは常に発生し続けています。ですので、どちらかというと適正量を超えてしまい過剰に増えた活性酸素によって老化が引き起こされてしまうということなのです。
また、季節の変わり目、結構、体調の変化おこりますよね。そこで季節老化と言って活性酸素が多く発生してしまうことがあります。抗酸化物質をたくさん摂ってあげることで無毒化させたり、ダメージを受けた細胞の修復をするのに役立つのです。

ビタミンACEが抗酸化に役立つ!

もう一つ、若さを作る臓器というのに肝臓があります。
肝臓では栄養を蓄えたり、たんぱく質の分解や合成を行ったり、さらに解毒を行ったり、色々な働きがある重要な臓器なのです。常に化学反応を起こしていくので、活性酸素の発生も増えてくる臓器なのです。
若さを作る臓器でありながら、一番酸化ダメージを受けやすい臓器でもあるのです。肝臓に役立つ栄養素を届けてあげるというのも非常に重要になります。
私たちの体内でも抗酸化酵素というものを作り出して常に活性酸素を除去しているのですが、その他に食べ物で言うと抗酸化ビタミンというものがあってビタミンACE、 A C Eが抗酸化に役立つビタミンなのです。その他、抗酸化ミネラルというものもあります。亜鉛も、抗酸化作用が非常に高いのです。
さらにポリフェノールカロテノイドという物質です。これは主に野菜や果物に多く含まれています。
例えばポリフェノールで言うとブルーベリーとか黒っぽい食材に含まれるアントシアニン、後、お茶に含まれるカテキンとかそういう苦味とかえぐみとか特有の色とかですね。そういったものがポリフェノールになります。
さらにトマトのリコピンや鮭の赤い色素(アスタキサンチン)とか、こういうものは、カロテノイドというもので抗酸化物質として、役立つのです。そこで今回は、抗糖化に役立つきな粉、そして身近なところに転がっている抗酸化食材を掛け算して、老化を防ぐ新習慣として手軽な手作りドリンクや効果的な摂り方などをご紹介したいと思います。

きな粉とは(きな粉の種類と特徴)

まず、きな粉、3種類用意してみました。
① 深入り強風きな粉、これが一般的なきな粉ですね。京風きな粉とを言ってよく八つ橋の周りにも ついているような少し色の濃い深入りのものになります。
② 普通のきな粉のように見えるのですが、黒豆きな粉と言って、黒豆をきな粉にしたものなのです。
③ うぐいすきな粉と言って青大豆のきな粉になります。
こちら、色それぞれ違うんですけれども、栄養価はそんなに大きな違いはありません。
ただ細かく言うと、黒豆きな粉というのは、黒豆の周りの黒いところの皮にアントシアニンというポリフェノールが含んでいるので、こちらはアントシアニンが含まれるきな粉ということになります。
うぐいすきな粉は、青大豆なのでβカロテンなどの栄養素が多少含まれるというぐらいで、だいたいほとんど
栄養素は変わらないです。きな粉には、食物繊維そしてオリゴ糖が含まれているので腸内環境を整える
+血糖値のコントロールをすることで抗糖化に役立ちます。

あと、タンパク質が非常に多いという話、先ほどもしましたけれども、大さじ2杯摂るだけで10gも摂れるんですね。10gというと一食のお食事に摂る量の半分以上、摂れてしまうということなのです。
大豆イソフラボンとかサポニンなどのいろいろな美容成分を含んでおり、特に女性にはイソフラボンは、とても嬉しい成分です。サポニンも血流改善や抗酸化に役立ちます。
骨粗鬆症予防のカルシウムも、すごく多いんです。もちろん大豆由来なのでビタミンB群も豊富に含まれています。とにかく普通のお豆腐や豆乳や大豆製品よりも、この乾燥して粉にしているという意味では、栄養が凝縮し消化吸収が良いのが特徴になります。

飲み物にちょい足し!老化防止ドリンク


身近な飲み物ということでは緑茶やコーヒー、そしてトマトジュース、ココア、青汁です。どこのご家庭にものこういったもの、何かしらあるのではないかと思うのです。そこに、きな粉を大さじ2杯入れていただくだけで、抗糖化と抗酸化を掛け算した老化予防ドリンクになります。
緑茶にきな粉とはちみつをプラスでカテキンの様々な効果の掛け算に。カテキンは抗酸化、抗がん、殺菌効果、ダイエット効果などがあります。
コーヒーのクロロゲン酸は、紫外線による炎症や色素沈着を抑え、脂肪分解効果が!
ココアのカカオポリフェノールは血圧低下、動脈硬化予防、血管をしなやかにします。
きな粉を入れるだけでも、ものすごい高タンパクな飲み物になります。
それだけでも栄養満点です。ちょっと豆乳でわってみたいと思います
豆乳、牛乳などお好みで。甘酒やはちみつを入れてもおいしいです。
豆乳を入れたので、結構濃厚な飲み物になりました
一食十分置き換えになってしまうくらい栄養たっぷりです。一食置き換えダイエットのドリンクにもオススメ。
朝食は、これだけでもいいと思います。
青汁ときな粉、これも合いそうです。青汁は手軽に野菜の栄養が摂れるので便利です。
豆乳や牛乳で割ってもいいし、お水でもいいかなぁと思います。
ここは、さらに掛け算でお茶で割ってみたいと思います。意外とスッキリしておいしいです。
セカンドミール効果もさらにアップ。トマトのリコピンは、脂肪燃焼効果や美肌効果もあります。
トマトの酸味がマイルドになり優しい味わいです。

飲み物以外にもちょい足し!


飲み物に入れて飲む以外に、バナナにきな粉をかけて食べてしまうという、バナナきな粉もおすすめです。
バナナのオリゴ糖で腸内環境にしっかり働きます。きな粉好きだったらバナナの自然な甘みときな粉の香ばしい感じ、とってもベストマッチなので試してみてください。ビタミンB6、トリプトファンがセロトニンの材料に。

ヨーグルトに実はこのすった黒ごまです。こちらをかけてあげるのです。
このゴマというのも肝臓にいい抗酸化物質たっぷり入っているのです。黒ゴマはアントシアニンや肝臓に良いゴマリゲナンが含まれます。肝臓の若返り効果にはなります。そこにきな粉です。
ダブルでかけることで、きな粉の抗糖化とゴマの抗酸化で素晴らしい掛け算になります。
いつもの朝食にきな粉×抗酸化食品をプラスして体内年齢マイナス10歳を目指しましょう。

今回はとっても身近なきな粉をお家の中で見つかりそうな手軽な抗酸化食材を掛け算して、老化予防に役立つ方法をご紹介して参りました。朝の新習慣として大さじ2杯のきな粉を効果的に活用すると良いと思います。

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