健康に関する本のブログ

病気にならない生き方③若返り編(新谷弘実氏)要約

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今回は「病気にならない生き方③若返り編」

著者「新谷弘実」氏の本の要約です。要約をさっと動画で見たい方は、約6分です。

文章で読みたい方は、こちら。目次でお好きなところからお読みいただけます。

人間は、無意識のうちにも「若々しくありたい」と望んでいます。実年齢よりも若く見えて褒められたら、嬉しくない人はいないと思います。とはいえ、誰もが若々しさを手に入れる生活をしているとは限りません。同じ年齢でも、老けてみる人と若く見える人とでは、何が違うのでしょうか。

本書は、もっとも基本的な若返り健康法をお伝えします。なぜなら、実際には実年齢よりも若々しいかどうかよりも、実年齢より老けて見えることが課題だからです。あなたの本来の美しさ、体の活動力を取り戻すためのコツをお話できればと思います。

本書の要点は4点です。

1.「若く見える人」と「老けて見える人」の違いはどこにあるのか
2.みずみずしい体づくりのポイント
3.体の酵素のはたらきを高める生き方
4.心の若返りで、体の若返りも目指そう

まずは1から順番に解説していきます。

「若く見える人」と「老けて見える人」の違いはどこにあるのか

若く見えるかどうかは、肌の状態でわかることが多く、それは腸の状態(本書では「腸相」と呼びます)が良好かどうかにも通じるものがあります。腸の状態が悪化したとき、もっとも影響が出やすいのは「皮膚」なのです。反対に言うと、ハリのあるみずみずしい素肌は若さの象徴ですし、シミやシワ、たるみなどが少ないほど、健康的で若い人というイメージがありますよね。例えば、ストレス過多の生活で便秘などが続くと、ニキビや肌荒れといった肌トラブルが生じます。これは、腸から有害物質がきちんと排出されなくなり、腸に貯まった老廃物などが腸管から血液を通って全身をめぐることに起因します。肌へのダメージなどは、腸の活動低下によって生じていると言っても過言ではありません。つまり、年齢以上に老けてみえるというのは、腸の機能も年齢以上に衰えていることを意味します。

では、腸を良好な状態に保つために、何から気を付けたらいいのでしょうか。多くの人は、ダイエットや節制というと、摂取カロリーを気にしますね。ただ、それだけでは老化を食い止めることは難しいのです。まず、老化を加速させる食べ物からみていきます。第一に、酸化した食べ物は老化と密接な関係を持っています。調理するときには、野菜や肉も新鮮なものを摂るようにしましょう。次に、動物食にも注意が必要です。肉に含まれる脂肪は、人間の体温でうまく溶けることができないと言われることもあり、血液をドロドロにしてしまう危険性があります。よって、動物食も適量だけ食べるようにしましょう。


ここで余談ですが、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の違いをご存知でしょうか。メタボリックシンドロームの定義では、同じ肥満でも、内臓脂肪型肥満の人が該当します。皮下脂肪型肥満の特徴は、脂肪のついた部分が柔らかく、指でつまむことができます。中年の体型に多い「ぽっちゃり」「何段腹」などが分かりやすい例ですね。一方、内臓脂肪型肥満というのは、内臓の回りに脂肪が蓄積していき、お腹がポッコリ出て、触ると硬いのが特徴です。中年男性などの「太鼓腹」などがこれに当たります。そして、この内臓脂肪型肥満の人は、皮下脂肪型肥満の人よりも腸管自体が肥厚しており、腸相の状態が悪くなっていることが多いのも、「隠れ肥満」の怖さと言えます。

つづいて2番目の要点を解説します。

みずみずしい体づくりのポイント

さて、みずみずしい体を作るためには、なんと言っても水が必要です。人間の体は、血液も含めて大部分が水分で構成されています。そのため、水を充分に摂取することは、胃腸のはたらきや血液の流れを整え、有害物質の排出を促進することに繋がります。例えば、気管が乾燥していると、免疫細胞がきちんとはたらくことができず、菌やウイルスに対する抵抗力が下がってしまいます。そうなると、風邪を引きやすかったり、症状が悪化しやすくなったりします。また、皮膚も充分に潤っていないと、乾燥肌や敏感肌と呼ばれ、些細な刺激で肌トラブルが起きやすくなってしまいます。

そして、皆さんの誤解を解かなければならないのが、ここで述べている「水」と「水分」はまったく別物だということです。患者さんの中にも、「水分は人より多く摂っているのに、体調がよくならない」という方がいらっしゃいます。よくよく聞いてみると、その方はペットボトル入りの炭酸飲料やカフェインたっぷりのコーヒーなどをたくさん飲むというのです。みずみずしい体をつくるためには、純粋な「水」が必要ですので、のどが渇いていなくても一日最低1リットルは飲むように心がけてみてください。
健康的な体になったかどうかは、朝起きたときの尿の色を見るとすぐに分かります。健康な人の尿は、透明感のあるごく淡い黄色をしています。尿の色は、体内の水分量が減れば減るほど、濃縮されて濃くなるので、尿の色が濃いと思った方は、より意識的に水を飲むようにしましょう。

つづいて3番目の要点を解説します。

体の酵素のはたらきを高める生き方

酵素のはたらきを最大限発揮させるためには、充分な睡眠も欠かせません。睡眠のときに老化の修復がより多く行われるため、腸相の状態を良好にするためにも、よく寝ることが大切なのです。昼寝や仮眠でもいいので、睡眠不足が続いている方は、どこかで睡眠時間を確保するようにしてください。

最後の4番目の要点を解説します。

心の若返りで、体の若返りも目指そう

最後に、心が若返りにとって重要な役割を果たすことについても触れておきます。心のはたらきを証明することは難しいのですが、「病は気から」という言葉通り、精神的に不安定な方はさまざまな病気にかかりやすいとも言われています。誰かのために願うこと、人と理解し合ったり思いやったりすることなどは、いずれも心のパワーを全開にしてくれます。このような心のパワーは、自分ひとりでは培いづらいものですので、人とコミュニケーションを取ることも忘れないでくださいね。

まとめ

今回は、若々しい体づくりの基本をお伝えしてきました。激しい運動も食事制限も必要なく、ちょっとした心がけで体の機能を若返らせることができます。特に、「水分」と「水」は似て非なるものですので、純粋な水以外の水分を多く摂っていた、という方は日常生活を見直す機会にもなりそうですね。本書には他にも、心の若返りと体の若返りについて、ノウハウや豆知識がたくさん載っているので、興味がある方はぜひ一度手にとってみてください。

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