食に関する本のブログ

若返る食べ方 40歳からの食革命(若山祥夫氏)要約

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今回は「若返る食べ方 40歳からの食革命」 

著者 若山祥夫氏の本の要約です。さっと動画で見たい方はこちら、約7分半です。

文章で読みたい方は、こちら。目次で、お好きなところからお読みいただけます。

「若返る食べ方 40歳からの食革命」 著者 若山祥夫氏

食を大事にすることは健康の第一歩です。本要約では、そんな若返る食べ方を5つのポイントに分けて解説しています。

本書の要点は以下の5点です。

1、丸ごと食べて栄養を丸ごといただく

2、少食は寿命を延ばす

3、唾液が健康を作る

4、就寝前は食べない

5、温かいものは体のごちそう

丸ごと食べて栄養を丸ごといただく

魚や肉、野菜、くだものなど食べものは丸ごととってこそ価値があります。野菜は根から葉まで、魚は頭から尻尾まですべて食べ尽くすことが大切です。一見美味しそうに見える食材の部分のみを食べる食べ方は、その食べものの良さを十分に活かしていません。米でいうなら、白米よりも胚芽のついた玄米の方が栄養に富んでいるのです。玄米にはビタミンやミネラル、糖質、タンパク質、脂質、食物繊維などの栄養を体の中にしっかり取り入れるためには、一口200回以上噛む必要があるといわれています。その理由は玄米のデンプン質が非常に硬いからです。最近では、玄米パウダーのような、消化に気を使った食品もあるので手軽に栄養を丸ごととれるのです。すべての食べものに丸ごとを取り入れるのは難しいですが、健康にはこういった「一物全体」の考え方が大切です。

少食は寿命を延ばす

長寿者には少食の人が多いといわれています。ダイエットのカロリー制限などでも、少食にしてやせるやり方があります。このように、もうちょっと食べたいというところで食べるのをやめるのがちょうど良いということがわかっています。食べすぎてしまうと消化管を働かせるために、血液が胃腸に集中します。集中した結果、脳への血液量が少なくなり、眠くなってしまうのです。また、だからといって1日2食にしてしまうとかえって太るリスクが高くなってしまいます。食事の間隔が長すぎると、栄養素の吸収効率が高くなりすぎてしまうからです。一食をさっぱりした料理だけにするという工夫も効果的で良いでしょう。スポーツ選手も、集中力を保つために食べすぎないことに気をつけているようです。

唾液が健康を作る

よく噛むことで消化酵素を含む唾液と食べものが混ざり、胃腸での消化吸収を助けます。

唾液腺からは1日に1.5リットルもの唾液が分泌されています。

ところが最近では、唾液の分泌が少なくなるドライマウスが増えています。唾液には消化酵素が多く含まれているため、唾液の分泌量が低下すると免疫力が低下し、菌が増殖して粘膜に炎症を起こします。さらに唾液には歯を修復する力も持っています。唾液に含まれる成分が歯の表面のエナメル質を修復してくれるのです。唾液分泌を促すために、よく噛むことが大切です。おやつにはせんべい、朝食にはフランスパン、夕食には昆布やきざみキャベツ、デザートには皮付きりんごなど、噛むことを促せるような工夫をしましょう。また、噛むことで脳が活性化し、脳の老化の防止や認知症の予防にもつながるため、ぜひ積極的に取り入れておきましょう

就寝前は食べない

食べてすぐ寝る、こういった食習慣をすると睡眠の質が悪くなります。横になることで食べものを胃から十二指腸、小腸にうまく運べなくなり、その結果消化が悪くなり、吸収も不十分になってしまうからです。また、寝ている間に体は肌の再生や筋肉の修復をしています。それが妨げられてしまうのです。睡眠が足りないとお化粧のノリが悪いと感じるのもそのためです。健康のためには、夜8時以降に食べない生活が必須です。
就寝前に食べない生活を心がけると消化管の働きも元気になり、無駄な働きをせずに済むため、体や細胞が喜びます。働きが元気になることで便通も改善され、睡眠の質が良くなり、1日の仕事や作業の質も良くなります。食欲がない、胸焼けがするといった方は、就寝前に食べない生活を習慣付けましょう。眠れないという人は温かい牛乳を少し飲んで寝るのもオススメです。

温かいものは体のごちそう

人間の体は体温が一度上がるだけで免疫力が大きくアップします。現代人の体温は昔に比べて低下しているといわれていますが、その原因が食事にあります。食生活で体を冷やす食べものをとりすぎていないか、一度チェックしてみることをオススメします。一般的に冬野菜は体を温め、夏野菜は体を冷やすといわれています。また、唐辛子に含まれるカプサイシンは代謝を高めてくれるので体内の老廃物を外に出してくれます。食べ終わった後に体が温かくなるような、そんな食事を心がけましょう。

まとめ

人の体は、その人が今まで食べてきたもので作られています。若さを保ちたい、健康になりたい、ストレスを減らしたいと思うのであれば、まず食を見直さなければなりません。本当に正しい食事とは、栄養バランスやおいしいというのはもちろんですが、体中の細胞が喜ぶということが何より重要です。そのために、より自然のもの、そして丸ごと食べるという工夫が必要なのです。

本書では、要約で扱えなかった「栄養素の寄せ集めは体が喜ばない」「体の中から若返る健康食品」などにも詳しく触れられています。少しでも興味を持った人は、是非一度手に取って読んでみてください。

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