腸に関する本のブログ

50歳から若返るための1分間「腸」健康法(藤田紘一郎氏)要約

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今回は「50歳から若返るための1分間「腸」健康法」

著者、藤田紘一郎(ふじた こういちろう)の本の要約です。さっと動画で見たい方はこちら、約8分です。

文章で読みたい方は、こちら。目次でお好きなところからお読みいただけます。

「50歳から若返るための1分間「腸」健康法」 著者 藤田紘一郎氏

最近の研究によると、腸を元気にすれば、生活習慣病、認知症、がんなどのリスクを遠ざけられるだけでなく、健康寿命を延ばせることが明らかとなってきました。では、なぜ腸が健康に関わるのでしょうか。重要なのは、腸内細菌のはたらきです。腸は、消化、吸収、排泄はもちろん、腸内細菌による成分合成、免疫、浄血、解毒の役割も担っています。

つまり、人間が細胞レベルから若返るためには、欠かすことのできない臓器なのです。本書では、50歳からみるみると若返る健康法を紹介します。すべてを始めなくても、空いた時間で、気に入ったモノだけ取り入れるのでも問題ありません。長い人生をいきいきと過ごすための糧としてもらえたら嬉しいです。

本書の要点
1.若々しくいられるための「腸」健康法
2.ボケないための「腸」健康法
3.がんにならないための「腸」健康法
4.メタボを遠ざけるための「腸」健康法
5.寝たきりにならないための「腸」健康法
6.健康寿命を伸ばすための「腸」健康法

若々しくいられるための「腸」健康法

まず、「若々しい」というのは年齢的に幼いという意味ではありません。病気を遠ざけ、いかに健康を維持するかが重要なのです。最も注目すべきは、性ホルモン。女性の場合、50歳前後から閉経を経験し、天然の若返り剤である性ホルモンのはたらきが変化します。ただ、腸はその代わりを担ってくれるのです。

ここでは、食事のポイントに焦点を当てた「腸」健康法をご紹介します。
若々しくいるために、生き方を見直す方もいらっしゃるでしょう。それよりもまず、「夕食のメニューにこだわって」みてください。若返りに有効な食材は、卵黄、レバー、ウナギ、魚卵、肉など良質なコレステロールが摂れるもの。コレステロールは、細胞膜の原料になっており、私たちの体を若々しく保つために欠かせない栄養素です。
さらに、食物繊維とオリゴ糖は腸内細菌の大好物です。サラダや納豆、チーズ、大豆といった副菜や薬味もよく取り入れるようにしましょう。

ボケないための「腸」健康法

次に、認知症のようなボケを予防するための「腸」健康法をお伝えします。
腸内細菌のはたらきを活発化させ、若々しい体質をつくるためには、海苔などの水溶性食物繊維を積極的に摂るようにしましょう。水に溶けやすい性質をもつ食物繊維は、体に吸収されやすく、不溶性食物繊維よりも効果を発揮します。便秘が解消されれば、腸内細菌のはたらきが良好であるしるしです。実際、立派な便をしている人たちはボケにくいという医学データもあるほど、腸のはたらきは認知症予防に重要なのです。
一方、控えるべき食品もあります。マーガリン、ショートニング、大量生産の植物油、揚げ物などは、脳細胞の老化を促進させる「トランス脂肪酸」を豊富に含みます。お惣菜やレトルト食品、スナック菓子、冷凍食品、インスタント食品にも使用されることが多く、注意が必要です。パッケージの原材料欄をしっかりと確認してみてくださいね。

あと、認知症を遠ざけるには、水の飲み方・選び方も重要なポイントです。脳の約80%が水分で出来ているため、どんな水をどれくらいの量、腸から脳へ届けるか、これを意識することも大切な習慣の一つです。脳の機能を衰えさせないためには、一日1~2リットルの水をこまめに飲むようにしましょう。おすすめは、アルカリ性の水です。

がんにならないための「腸」健康法

がんはもちろん、生活習慣病などにかかりにくい体をつくるためには、腸内細菌叢を育て続けましょう。善玉菌を増やして腸のはたらきを活発にし、健康な腸環境から若々しくいられるようになります。とくに心掛けるべき食生活は、「低糖質・高酸素・高体温」です。お菓子やパンなどの炭水化物を摂り過ぎず、適度な運動を取り入れて代謝を上げることをおすすめします。

メタボを遠ざけるための「腸」健康法

メタボを防ぐためには、肉や卵をきちんと摂って、炭水化物の量を減らすようにしましょう。また、先ほどご紹介した「水溶性食物繊維」だけでなく、お酢にも内臓脂肪を減らしてくれる効果があります

寝たきりにならないための「腸」健康法

まずは、体組成計に乗って、筋肉量と脂肪量を毎日チェックしてください。加齢による筋力低下は、最終的に要介護の原因になりえます。筋肉量が減ったうえにメタボが加わると、骨折や転倒のリスクも上昇してしまいます。万歩計をつける、一日2~3分だけスクワットをする、骨盤トレーニングをする、など手軽なエクササイズから挑戦していきましょう

健康寿命を伸ばすための「腸」健康法

これまで様々な「腸」健康法を学びましたね。最後に大切なことをお伝えします。それは、「今を楽しむ感性を磨くこと」です。脳はいつだって、感性の鍛錬を邪魔してきます。大人になって将来に不安を感じ、何かを楽しむことを忘れてしまっているのだとしたら、それは自己の脅迫的な思考によるものです。脳の一方的な暴走に惑わされず、あるがままの人生を歩みましょう。チャレンジ精神は、私たちの体をいつまでも若々しく保ってくれます。

まとめ

今回は、とくに50歳以降の年代に向けて、腸の若作りが健康寿命を伸ばす基本だとお伝えしてきました。女性の場合、ホルモンバランスが変化して、新しい体質に悩む方も多いかもしれません。本書に載っている健康法を少しずつでも試してみてください。ちょっとした努力の継続で、肌や体質が若々しくなっていくのを体感できると思います。本書にはほかにも、医学的な雑学や、統計データに基づいた豆知識も記されています。気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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