食に関する本のブログ

和食の底力

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今回は「和食の底力」著者、船瀬俊介の本の要約です。

世の中には様々なガン治療があります。しかし、カリフォルニア大学医学部によると、病院に行ったガン患者の平均余命はわずか3年である、とされています。ガンとは治療しても治療しても、原因が改善されなければ再増殖し続けるのです。しかし、予防はあらゆる治療に勝ります。ガンにかからないベストの秘訣とは、食べ物を改めることです。そして、ガンを防ぐ食べ物は日本の伝統的な和食にあったのです。

アメリカの上院栄養問題特別委員会報告でも、人類が到達した最高の食事は日本の伝統食である、と結論づけられています。ではいったい日本食のどんなところが良いのか、どのくらいガンが予防できるのか。本要約では、このような疑問に対して3つの章に分けて詳しく解説しています。

本書の要点は以下の3点です。

1、食の乱れ、汚染がガンの元凶

2、お茶に隠された驚くべき効能

3、驚異の和食パワー

1、食の乱れ、汚染がガンの元凶

そもそもガンとは何か。今や2人に1人の命を奪おうとする人類の病。60兆個あると言われる体細胞の1部が増殖を始めて、その本体を殺してしまう。どう考えてもありえません。ガンこそ、数ある疾患のうち最も不自然な病なのです。

ガン栄養療法の父と呼ばれるゲルソン博士は、「人体に日々もたらされる有害な影響は、そのレベルが低いため、人体が防衛反応を起こさない。しかし体の中には、有害物質が蓄積されてやがてガンが成長を始める。」と解説しています。例えば、体内に大量の毒物が入れば人は嘔吐したり下痢をしたりして防衛反応の起こします。しかし、極めて微量な毒物が侵入してくると、体はそれを見逃してしまう。それが発ガン物質として体内に蓄積されてしまうのです。また、自然な生活ではガンになりません。ガンとは退化病であり、特定の部分ではなく全体が退化する病のことだと言われています。

ヒマラヤ山中に住んでいるフンザの人々は、ガンとは無縁なことで一番有名です。彼らは自分たちの土地で取れる自然な堆肥で育てた食べ物だけで生活しています。外部からの食べ物はここでは全くのタブーなのです。このような化学物質を一切使わない生活が、ガンと無縁の暮らしを与えてくれていると考えられています。

2、お茶に隠された驚くべき効能

ガン予防に効く健康法として、番茶のがぶ飲みがあります。番茶は、民間茶の王と呼ばれるほどの効能があり、3ヶ月マウスに与え続けると発ガンの割合が3分の1以下になったのです。また、緑茶エキスでガン細胞が自殺するということが知られ、世界的に着目されました。緑茶成分によってガン細胞が自ら死を選択したようにゆっくりと消滅していったのです。

この効能の秘密はお茶のカテキンにあります。これまでに立証されたカテキンの効能は、抗酸化で万病を予防する、細胞のガン化を抑制する、血圧、血糖値を正常にする、腸内の善玉菌を増やす、虫歯や口臭予防に効く、など良いこと尽くしです。

また、アルツハイマー予防や肥満予防にも効果があると知られています。それだけでなく、病気の9割の元凶として知られる、活性酸素を消してくれることもわかっています。お茶は、水替わりに飲んで良いくらい積極的に摂りたい栄養なのです。

3、驚異の和食パワー

世界最古の健康食品と言われたゴマが、五臓を補い元気や体力を増幅させると言われています。その秘密は、極めて優れた抗酸化性にあります。強い抗酸化機能によって、動脈硬化が予防されることで高脂血症の治療薬より、遥かに優れた抑制効果を発揮したのです。

また、老化速度を4割に抑えることも知られています。その他にも、アルコール分解を速めたり、皮膚ガンの発症リスクを40%にまで抑えたりと、驚異の効果があったのです。また、スーパーフードとして忘れてはならないのが大豆や米などの穀物です。穀物には、便秘予防、食欲増進、消化補助、美肌、肥満予防など、日常的な健康に関わるものからガン予防、心臓病、動脈硬化、高血圧、脳卒中、糖尿病、肝機能障害やその他血液障害全般、そして骨粗しょう症などのあらゆる病気の予防に絶大な効果があるのです。特に大豆は多くの和食に使われている食材です。和食とは別名、大豆食文化と言っても過言ではありません。

日本人が古代よりこれらを大地の恵みとして崇め、祝ってきたのは、まさにこれらが主食だったからに他ありません。また、人間の腸の長さ、胃液、唾液も草食向きであることがわかっています。ライオンや猫など肉食動物の消化器系は、体長の約3倍と長いです。それは、腐敗しつつある肉をできるだけ早く移動させるためです。腐敗した肉は、長く留まると毒となって血流を汚染します。一方我々の場合は、消化器系の長さは体長の約12倍。すなわち消化器系に肉が入ると腐るのは確実なのです。

また、人間には鋭く尖った歯もなく、口は小さい、舌は柔らかく、その消化はゆっくりとしている。こうしたことから、人間は草食動物であると言えるのです。もちろん、そうはいっても1つのものしか食べない、というのも不自然です。広くバランスの良い食事をするのが理想的なのです。

まとめ

本要約では、食がガンに与える影響やガンが発生する原因、お茶の様々な効能とスーパーフードと呼ばれるゴマ、穀物の持っている力、メリットについて詳しく解説しました。実際にお茶を日常的にたくさん摂ることで、胃ガンの発症リスクが8割減少することや、ゴマを意識的に摂ると、乳ガンの発症リスクが4割も減るという結果も出ています。本書では、「食事で治らないものは医者にも治せない」と繰り返し主張されています。

アメリカの上院栄養問題特別委員会報告でも、人類が到達した最高の食事は日本の伝統食である、と結論づけられています。世界でも最高の食事とされている日本食を積極的に食べるようにし、自身の食生活を少しずつ改めていくことで、日本人の和食パワーを最大限発揮することができるのです。

本書では、要約で扱えなかった「ガンで儲かる悪魔の産業」「現代人が忘れたミラクルフード」などについても詳しく解説されています。少しでも興味を持った人は、是非一度本書を手に取って読んでみてください。

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