食に関する本のブログ

「こわい牛乳」小嶋良種

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今回は「こわい牛乳」の要約です。
著書は理学博士の小嶋 良種(こじま・よしたね)氏です。

本書では牛乳の問題点について説明しています。最近、牛乳が原因でアレルギー反応を起こす子供が増えてきており、特に生まれたばかりの赤ちゃんにこの傾向がみられています。


実際にアトピーを発症した子供たちに、すぐに普段の食事から牛乳と乳製品を全て取り除いてみたところ、血便も下痢もアトピーもピタリと治ったという報告があります。その臨床データには『牛乳や乳製品の摂取は、アレルギー体質をつくる可能性が高いことは明らかだ』と示されています。ではなぜ牛乳は人に有害物質であるのか、そんな事実を分かりやすく、また医学的にも説明していきます。

本要約の要点
(1) 牛乳は人に有害物質を発生させる
(2) 人類の大多数は乳糖不耐症
(3) 牛乳の飲みすぎこそ骨粗鬆症を招く
(4) 市販牛乳は過酸化脂質化した牛乳である
(5) 乳牛が難病の原因

(1) 牛乳は人に有害物質を発生させる
もともと牛乳は子牛のための飲み物であり、含まれている成分も子牛の成長に必要なものとなっています。自然の道理に背き、人間だけが種の違う動物の乳をわざわざ酸化させて飲んでいます


そのため、人間の子供たちが牛乳を摂取した場合は、全てが腸で消化吸収されるわけではないため、動物性たんぱく質の過剰摂取となります。これにより、腸の健康状態が悪化し、腸内に色々な有害物質を発生させることとなります。それらを放置しておくと、やがては大腸に炎症を起こし、ポリープやガンの発生にも繋がります。腸の病気で最も多いのは大腸ガンです。

(2) 人類の大多数は乳糖不耐症
 人類の大多数が乳糖不耐症とホプキンス大学医学部でいわれており、日本人では85%が乳糖不耐症です。乳糖とは牛乳に含まれている糖質(炭水化物)のことです。現代人に多くみられる、腹部膨満感や放尻病状、痙攣(けいれん)や下痢といった消化器系の病状の原因がこの乳糖不耐症とよばれるものです。

 牛乳を飲んだ後で、乳糖が腸管から吸収されて血液に流入するには、先ずブドウ糖(グルコース)とガラクトースに分解されなければなりません。それには乳糖を分解する酵素であるラクターゼが必要となりますが、ほとんどの子どもの小腸におけるラクターゼの活性は、生後1年半から4年の間に低下します。特に日本人にはラクターゼという酵素が少ないことから、牛乳の糖質は消化器系の病状を引き起こしやすいことが分かっています

(4) 市販牛乳は過酸化脂質化した牛乳である
過酸化脂質は牛乳に含まれる不飽和脂肪酸が空気中の酸素によって酸化された脂質で、悪玉コレステロールともいわれるものです。過酸化脂質は、菌や組織などに対して反応性はあまり強くなく、腎臓に長く蓄積して、組織や細胞、臓器内に浸透していき、それらを傷つけたり、壊したりして様々な疾患をもたらします。牛乳を製造する過程で、細菌の繁殖を防ぐために、加熱殺菌することが義務づけられているため、日本では超高音短時間殺菌法といわれる、130度もの高温にさらされます。そのため人に有効な酵素は完全に失われてしまい、その結果、過酸化脂質の量が増加すると同時にタンパク質も熱変性してしまうのです。
 例えば母乳にも含まれている熱に弱いラクトフェリンは、この工程において市販される牛乳では失われてしますのです。

(5)牛乳が難病の原因
ミシガン大学のバーナード・アグラノフ博士らは、多発性硬化症と呼ばれる神経の病気で、発声障害と視力障害を引き起こし、筋肉の機能に異常をきたす病気で死亡した約26000人のアメリカ人を調べた結果、牛乳の消費量と最も密接な関係があったという報告があります。またテキサス州にあるベイラー医科大学の研究グループは牛乳を飲む習慣と筋委縮性索硬化症の因果関係を指摘しています。
アラバマ州の小児科医、ダン・バゲット博士によれば、牛乳飲用の習慣と未成年者のリウマチ性関節炎の間に密接な関係があるといっています。ワシントン州のアレクサンダー・シャウス博士らのグループの研究によれば、牛乳を多飲する習慣の中でも、反社会的行動をする青少年は、一般の青少年と比較した場合、10倍も多く牛乳を飲んでいたことが分かっています。また犯罪者である青少年が、野菜や果物をあまり摂っていなかったということも分かっています。
確かに牛乳に含まれているカルシウムは人にとって重要なミネラルの1つです。厚生労働省の発表によると、カルシウムは日本人には特に不足気味の栄養素です。しかし牛乳よりも好ましいカルシウム源はたくさんあり、大豆やインゲン豆などの豆類、小麦粉などの穀類、イワシやサケ、小魚などの魚類、ブロッコリーやキャベツ、カブといった野菜類などにも多く含まれています

まとめ

本書では、乳業メーカーを批判するつもりはなく、あくまでも客観的に牛乳の問題点について記述しています。牛乳は、動物の乳をわざわざ酸化させているため、全てが腸で消化吸収されるわけではなく、動物性たんぱく質の過剰摂取となります。また牛乳を製造する過程で、細菌の繁殖を防ぐため加熱殺菌することで、人に有効な酵素が失われ、その結果、悪玉菌である過酸化脂質が増加します。これにより腸環境が悪化し、ポリープやガンの発生にも繋がるのです。それに加え私たちの多くは乳糖不耐症であるにも関わらず、牛乳には糖質が含まれるため、消化器系の病状に繋がっているのです。気になった方は是非一度手にとってみてください。

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