腸に関する本のブログ

腸内フローラ 10の真実 (NHKスペシャル取材班)

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みなさんは「腸内フローラ」という言葉をご存知ですか?

「フローラ」とは本来「お花畑」という意味に近い言葉です。なので、直訳したら「腸内のお花畑」。もしかすると「意味がわからない!」と思う方もいるかもしれません。

実は、ここでいう「花」とは「細菌」のことなのです。私たちの腸の中にはたくさんの細菌が住みついており、その数はなんと100兆以上になります。そして、その腸内細菌たちは人間の食べたものを餌にしながら、互いに競い合い、互いに助け合って、独自の「生態系」を作っています。個性豊かな細菌たちが、腸の中で花のように咲き乱れている。その全体を指すときに「腸内フローラ」というのです。

そして最新の研究にて、この腸内フローラが私たちの健康に大きく関わっていることが判明しました。コケなどの地衣類は、その体内の細菌に栄養を分けて貰いながら、ともに生きています。人間も全く同じです。腸内フローラは、私たちと一緒に生きているのです。腸内フローラの状態が良ければ私たちの健康は健康になり、逆に腸内フローラの状態が悪ければ私たちの健康は脅かされてしまいます。

本書はそんな腸内フローラについての10の真実と、そのうまい付き合い方について詳しく解説しています。本要約を通じて、腸内フローラという「人生を共に生きる真のパートナー」の理解を深め、健康な生活を手に入れましょう!

本書の要点は以下の三つです。

1.腸内フローラが持つ7つの身体的な真実
2.腸内フローラが持つ3つの心や脳の真実
3.理想の腸内フローラの作り方

  1. 腸内フローラが持つ7つの身体的な真実

本書の題名には「腸内フローラの10の真実」とありますが、そのうちの7つが身体に関することであり、3つが心や脳に関することです。まずは、前者の7つについて解説していきます。

その7つとは、

1.体型についての真実
2.糖尿病についての真実
3.お肌の美容についての真実
4.癌についての真実
5.動脈硬化についての真実
6.アレルギーについての真実
7.細菌の毒素についての真実

です。

本要約ではこの全てを紹介することはできませんので、その一部について紹介していきます。

まずは「体型について」の真実です。

あなたの身の回りに、「たくさん食べるけど太らない人」っていますよね。その逆として、「あまり食べていないのに太っている人」もいます。この差は一体何なのでしょうか。
実は、これこそ腸内フローラが原因なのです。腸内フローラには「肥満フローラ」と「やせフローラ」の2種類が存在します。このどちらを持っているかによって、同じ食事量、同じ運動量でも体型に個人差が出てくるのです。

そして、ここで重要なのが「肥満フローラ」は「やせフローラ」に変えられるということです。これについては、要点3「理想の腸内フローラの作り方」で後ほど詳しく解説していきます。

また、「癌についての真実」や「お肌の美容についての真実」に関心のある方は多いかもしれません。

実は私たちの腸内には「癌を引き起こす菌」も「癌を防ぐ菌」もどちらも存在するのです。腸内細菌が作る物質の中には、「エクオール」というものがあり、これはシワを改善する効果があるのと同時に「癌を防ぐ」といった効果が期待されています。

しかしながら一方で、アリアケ菌といった癌を引き起こす菌も私たちの腸内には存在しています。つまりは私たちの腸内フローラは良い菌も悪い菌も存在しており、大切なのは食事を改善して良い腸内フローラを作っていくことなのです。

  1. 腸内フローラが持つ3つの心や脳の真実

そして腸内フローラは心や脳にも大きな影響をもたらします。
そして本書で紹介されている心や脳に関する3つの真実とは

1.性格に関する真実
2.鬱に関する真実
3.自閉症に関する真実

です。

ある研究にて、衝撃な事実が発表されました。
それは、「腸内細菌が性格に大きな影響を与えている」ということです。

これは、腸内フローラが私たちの脳に与える影響の大きさを物語っています。
通常、脳と全身は背骨の中を通る「脊髄」を通してつながっていますが、腸と脳には、別ルートである「直線回路」があるのです。この直線回路は、「迷走神経」と呼ばれる神経です。

そして、腸内細菌には神経細胞を刺激する能力があることが最新の研究でわかってきました。腸内細菌は「神経伝達物質」を作ることがわかっており、それが迷走神経を通じて脳に直接作用するのです。

この神経伝達物質の種類は腸内フローラの状態によって様々であり、これによって性格がよくなったり、逆に自閉症や鬱といった病気を引き起こしたりと、様々な影響があるのです。

3.理想の腸内フローラの作り方

本書を一貫している主張は、「腸内フローラは、その状態によって私たちの健康へ良い影響も悪い影響も与える」ということです。ということは、私たちは腸内フローラを良い状態に保つことが重要です。ここで大事になってくるのが食事です。

食事とはつまり、腸内フローラに餌を与える行為です。
例えば「やせフローラ」を構成する細菌は食物繊維を餌として生きているため、野菜をしっかりとることが重要になってきます。

そして最終的には、その「多様性」が重要になってきます。何かに偏った食事は、偏った腸内フローラを作り出してしまいます。まずは、「バランスの偏った食事をやめる」といった簡単なことから始めてみましょう。

まとめ

本要約を通じて腸内フローラの大切さをしっかりと認識できたのではないでしょうか。大切なことは「食事は、腸内細菌にエサを与える行為」といった視点です。栄養バランスの偏った食事では腸内フローラは私たちの健康を脅かします。ですがバランスの取れた食事では、腸内フローラは多様性を増し、様々な病気を防いでくれます。腸内フローラという「人生を共に生きるパートナー」の理解を深めて、健康な生活を手に入れましょう。
なお、本書は腸内フローラという独特の切り口で、最新の研究内容をもとに作成されています。その内容の濃さから、どうしても要約では要点のみの解説となってしまいました。本書の腸内フローラへの知見は非常に深く、どんな人にも役立つこと間違いなしです。ぜひ気になった方は本書をお読みいただき、その目から鱗が落ちる感動体験を存分に味わってみて下さい。

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