腸に関する本のブログ

便秘の解消法(久保道徳)要約

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今回は「便秘の解消法」の要約です。
著書は近畿大学薬学部教授の久保道徳(くぼ・みちのり)氏です。

東洋医学研究の第一人者である久保道徳氏によって、便秘になる原因から、便秘がもたらす病気、そして便秘を予防する食べ物などをわかりやすく説明してくれている一冊です。東洋医学では便秘を重視し、昔から『4百4病、八百八病はすべて便秘からおこる』といいます。ヨーロッパの学者も『病気の種類はたくさんあるが、その原因はたった1つ排泄障害だ』と言っています。健康の3要素『快食、快眠、快便』に対し不健康は『食欲不振、不眠、便秘』です。この本に向き合うことで、しっかりと便秘を理解し健康になるだけでなく体型も美しく変わりませんか?

本要約の要点は以下の三つです。

  1. 便秘になぜなるのか
  2. 便秘や宿便が滞るとなる病気
  3. 便秘を治すとプロモーションが美しくなる
  4. 便秘を解消してくれる食べ物

1.便秘になぜなるのか

健康食として世界中でブームとなっている日本食は繊維質が多く含まれています。実は肉食中心のアメリカでは便秘の時代といわれるほど、便秘の苦しみにあえいでいる人が多いのです。その主な原因は、繊維質が全くない卵や乳製品の摂取があげられます。これらは腸の粘膜を刺激することもなく、消化されてから、腸に停滞する時間が長くなるため、その間に水分が吸収されて便が固まってしまうのです。

また肉類は腸内で異常発酵を起こしやすく、腸の粘膜が炎症を起こしたり、ただれたりしやすくなり、この場合は逆に下痢病状を促してしまいます。全ての組織を弛緩させる食品である白砂糖も便秘の原因となります。特に胃や腸の壁をたるませることとなり、食べ物がうまく移動されず停滞することにより便秘が引き起こされるのです。
もちろん精神的な面もあげられます。便意を催しても直ぐにトイレに駆け込まない場合や、ストレスを感じた際などがその例です。
他にも運動不足や水分の摂取不足、血液循環の悪さや抗生物質の服用による腸内細菌の破壊、腹壁や大腸の緊張の緩みなども便秘を引き起こします。このように便秘になる原因は多くあります。

2.便秘や宿便が滞るとなる病気

長年に渡って便秘をしたり、宿便、古便が溜っていたりすると、腸内細菌が作った有毒物質が腸管から吸収され、さまざまな中毒病状を起こします。特に食べ物として摂取した、タンパク質やアミノ酸に胃や腸壁の剥がれた細胞に腐敗大腸菌が増殖し、菌が生成したアミンが吸収され血液の流れを悪くし、炎症やアレルギーをもたらします。

それが長期にわたると動脈硬化や高血圧症、心臓病や肝臓病、腎臓病や糖尿病などになりやすくなります。これらの病気は食べた物の種類や量が、便秘や宿便の引き金となっており、成人病の代表とされるものです。
日本人の3人に1人は『痔ぬし』だといわれる今日ですが、便秘と痔は表裏一体の関係です。便秘になると痔になりやすく、痔の悪い人は便秘になりやすいという運命を背負っています。なぜなら便秘をすると、便が直腸に溜まりやすくなり、直腸から肛門にかけてうっ血が起こり、イボ痔が大きくなるのです。また便秘になって便がかたくなれば痔を刺激するため、痛みや出血があって痔をさらに悪化させてしまうといった悪循環を繰り返してしまうのです。

3.便秘を治すとプロポーションが美しくなる

習慣病の便秘を治すと太った人が痩せ、痩せた人が太ったという例が数多くあります。食べ物は、胃で消化され、十二指腸から小腸に移行し、そこで養分が吸収されます。もしも腸管の蠕動(ぜんどう)運動がゆっくりであれば、必要以上に吸収されてしまいます。つまり大腸の動きが鈍くなっているのが便秘なのです。

そのため便秘をよくする食べ物を上手に使うことにより、腸内の消化物は早く大便になり、排出すればそれだけ栄養分の吸収が少なくなるのです。便秘や宿便を治すと、血液の循環が良くなり、頭もスッキリするため、肩こりや手足の冷えなども解消するのです。当然、肥満の人は痩せていきますが、痩せている人はエネルギー源が十分に身体にいきわたり、皮下の脂肪組織にも栄養が送られ、健康的な体型になれるのです。

4.便秘を解消してくれる食べ物

便秘を解消法は、食物繊維を利用することです。肉食であったり精白された穀物と白砂糖の多い食事であったり、またインスタント食品や加工食品などは、繊維が不足し、便秘症になりやすいです。反対に食物繊維を多く含んでいる食べ物としては、イチゴやリンゴなどの果物に含まれているペクチン、こんにゃくに含まれているグルコマンナンや昆布などの海藻に含まれているアルギン酸などです。アルファルファやもやしなども食物繊維が多い食品です。

注目されているものにプルーンがあります。天然の果実なので、実に優れた緩下作用をもつ自然食でもありますが、下剤などで奪うミネラルやビタミンをも補給してくれるため、陰性と陽性、どちらの人も安心して使用することができます。
もちろん漢方薬や民間薬の通じ薬も有効です。中国には多くの下剤がありますが、代表的なものが四川省の高山植物である『大黄』と呼ばれる芋です。漢方で用いる下剤といえばこのものですが、使い方が難しく、一般的ではありません。ところが同じような成分を含んでいるもので、手軽に飲めるのが『ハブ茶』です。米粒ほどの大きさで褐色のつやのある種子で、日本でも広く栽培されており、市販されています。同じようにインドから輸入されている『センナ葉』なども便秘を改善してくれます。また腸への血液の流れが良くなることで、スムーズに腸が運動し便秘が改善する漢方の代表的なものが高麗人参です。

まとめ

本書では、便秘が腸の必要以上の吸収を助長し、それが病気に繋がることを説明しています。便秘をしたり、宿便や古便が溜ったりしていると、腸内細菌が有毒物質を作り出し、腸管からその有毒物質が吸収され、多くの中毒病状を起こします。特に摂取したタンパク質やアミノ酸、胃や腸壁の剥がれた細胞に腐敗大腸菌が増殖し、菌が生成した有毒アミンが吸収され血液の流れを悪くし、炎症やアレルギーに繋がり、それが長期化することで動脈硬化や高血圧症、心臓病や肝臓病、腎臓病や糖尿病などもたらすのです。まずは便秘を改善するため、毎日の食事を見直すことで多くの病気が改善されるのです。気になった方は是非一度、本書を手にとって読んでみてください。

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