健康に関する本のブログ

すべての不調は自分で治せる(藤川徳美)

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今回は「すべての不調は自分で治せる」
著者、藤川徳美の要約です。

「栄養失調」という言葉を聞いたとき、多くの人は食べる量の絶対量が足りない「量的」栄養失調のことを想定します。しかしながら、本当に問題視するべき栄養失調とは、量は足りていても必要なものが足りず、いらないものが多すぎる「質的」栄養失調だと本書の著者である精神科医の藤川徳美さんは語ります。
質的栄養失調という言葉は、多くの人はあまり聞き慣れない言葉だと思いますが、実はこれこそがあらゆる病気の原因であり、この質的栄養失調を解消することで、すべての不調を自分で治すことが可能になるのです。
一体、質的栄養失調とはいったい何なのか、そしてそれを解消するにはどうすればいいのか、本書を読むことでその全貌が明らかになります。

本書の要点は以下の三つです。

1.「バランスよく食べる」の落とし穴
2.質的栄養失調はタンパク質が治す
3.メガビタミンをしっかり摂ることで不調を治す

1.「バランスよく食べる」の落とし穴
健康的な生活を送るためには、食生活をよくする必要があります。そこで、多くの人が考えるのが「バランスの良い食事を摂る」ということです。野菜中心で添加物を控え、エネルギー比はタンパク質13~20%、脂質20~30%、炭水化物55~65%が目安で、タンパク質は動物性と植物性両方から摂る。一般的には、このような食事が「バランスの良い食事」であり、ヘルシーであるという常識がまかり通っています。

しかしながら、この常識は間違っています。なぜなら、こうしたバランス重視の食事はある大きな問題点を抱えているからです。その問題点とは、このようなバランス重視の食事は「糖質過多とタンパク質不足」を引き起こすからです

バランスの良い食事は、確かに「量的」栄養失調を引き起こすことはないでしょう。しかしながらこのような食事を長年続けると糖質過多とタンパク質不足を引き起こすため代謝異常になり、結果的に統合失調症、糖尿病、膠原病、アトピー性皮膚炎、神経難病、
がん、その他の疾患を発病してしまうのです。このような栄養失調のことを「質的」栄養失調と言います。

2.質的栄養失調はタンパク質が治す
では、このような質的栄養失調は一体どのように克服すればいいのでしょうか。まず、最初のステップは「タンパク質を摂ること」です。

分子生物学によると、生体はDNAによって制御されています。逆に言えば、健康を損ねている人の体ではDNAの指令が完全に遂行されていないということになります

そもそもDNAにはアミノ酸の配列を決める設計図が書かれており、その情報に基づいて生体の維持に必要なタンパク質が合成されていくわけです。このように必要なタンパク質を合成する一連の流れのことをコーディングと言いますが、これが滞ってしまうと代謝障害が起きてしまい、様々な疾患の原因となってしまうのです。

具体的には、タンパク質が不足した状態で代謝をしなくてはならない際は、使い古したアミノ酸が再利用されることとなってしまいます。古いアミノ酸は原子団やミネラルが結合しており変形をきたしているため、このようにして作られたタンパク質は自己免疫疾患の原因となることがあるのです。

また生体にはホメオスタシスと呼ばれる性質があります。これは簡単に言えば体内の状態を一定に保とうとする特性です。生体は病気になった時にはホメオスタシスによって通常の状態、すなわち健康な状態に戻ろうとしますが、このホメオスタシスを維持するにはタンパク質の供給が不可欠です。逆に言えば、「タンパク質があれば病気は勝手に治ってくれる」のです。

このようにタンパク質を摂ることが質的栄養失調を克服する最も重要なステップですが、ほとんどの人は食事から十分量のタンパク質を摂取できていません。そこで本書ではタンパク質の多い食事を摂るとともに、男女とも1日20g× 2回のプロテインを飲むことをお勧めしています。こうすることにより、タンパク質が確実に補給できるだけではなく、バランス重視の食事のもう一つの問題点でもある「糖質」の制限にも自然とつながっていくのです。

3.メガビタミンをしっかり摂ることで不調を治す
タンパク質をしっかりと摂ることができたら、次は鉄とメガビタミンをしっかり摂ることで「すべての不調を自分で治す」ことができるようになります。特に女性は鉄不足から引き起こされる心身の不調が多いので、まずは鉄不足を解消しましょう。

鉄不足が解消できたら、他のビタミンを摂っていきます。それも、少量ではなく多くのビタミンを摂取する必要があります。そこで重要になってくるのがATPという物質です。
生命の維持に不可欠な代謝ですが、この代謝の目的はこのATPという物質を作ることが目的であり、このATPこそ様々な生命活動を支えるエネルギーとなるのです。

このATPを量産するための補酵素・補因子として有用なビタミン・ミネラルの組み合わせが「ATP激増サプリメント4点セット」です。具体的には鉄100mg、ビタミンB100~300mg、ビタミンC3000~9000mg、ビタミンE400~800IUであり、これがメガビタミンを取る際の基本セットになります。

普通の食事を食べていて病気になる人の多くは、栄養不足が重いと言えます。つまり病気になった人は、プロテイン+サプリメントで栄養素を補給すれば、栄養不足が解消し、病気が改善するのです。このような治療法は分子栄養学に基づいていますが、この方法によってアルツハイマー病やアルコール依存症まで、様々な慢性疾患が治った事例が数多く存在しているのです。

まとめ

今回は「すべての不調は自分で治せる」を解説しました。
本書の最重要ポイントは「バランス重視の食事をやめて、タンパク質と鉄、メガビタミンをしっかり摂る」ことです。本書の中には、要約では割愛したもっと個別具体的なサプリメントの摂り方などが記載されています。しっかりとまずはタンパク質、そして鉄とメガビタミンをサプリメントやプロテインで摂取し、分子栄養学に基づいた健康法を是非実践してみてください。そうすれば自らの自然治癒の性質であるホメオスタシスが働き、「すべての不調は自分で治せる」はずです。

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