食に関する本のブログ

玄米食のすすめ (櫻井健古)

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今回は「玄米食のすすめ」著者は櫻井健古の本の要約です。

近年の健康ブームに伴い、玄米食の健康への効果が様々な形で書籍やテレビといったメディアを通じて、人々の常識として浸透してきています。「玄米食は体が良い」というのは、健康に少しでも関心のある方であれば、聞いたことがある方も少なくはないと思います。しかしながら、それは現代の話であり、ひと昔前の高度経済成長期の真っ只中では健康に気を遣う方は今よりも少なかったはずです。そんな時代背景の中に初版が発行されたこの「玄米食のすすめ」は、当時の人々の常識を覆し、「どうして日本は豊かになったのに、日本人の健康はさらに脅かされているのだろう」と疑問を持っていた人々にとっては目から鱗の画期的な健康本となり、その後何度も再版されています。

今回はそんな歴史的な経緯もふまえながら、現代の健康に関する状況と、なぜ玄米食が健康に良いのかについて解説していきます。

本書の要点は以下の三つです
(1)日本人と玄米の関係
(2)なぜ白米食より玄米食が良いのか
(3)玄米の健康効果

(1) 日本人と玄米の関係

現在の日本人の主食はなんでしょうか?
もちろんパンが主食の方もいるでしょうが、日本人全体としては「お米が主食」という方が大多数だと思います。これはアジアの降水量の多い地域ではよく見られることで、今でも多くの国がお米を主食として食べています。
しかしながら、ここで言う「お米」とはすなわち「白米」のことであり、現在主食として「玄米」を食べている国は、一国たりとも存在しません。

しかしながら、日本人は古代より「玄米」を主食としており、「白米」を主食とし始めたのは、日本の長い歴史から見ればごく最近のことなのです。このことは他のアジアの国から見ても例外的であり、日本以外のお米を主食としている国は、昔から精米を行って白米を食べていました。つまり、日本は世界で唯一の「玄米食民族」だったのです。


(2) なぜ白米食より玄米食が良いのか

日本において白米が一般的に食べられるようになったのは江戸時代の頃です。ここで「一般的」という言葉を使いましたが、最初白米の普及は江戸で始まり、それ以外の土地では依然として玄米が食べ続けられていました。そんな時代に、江戸でかつてない体の不調を訴える人々が急増しました。当時は医学的な知識も現在に比べれば非常に乏しく、原因は全くわかりませんでした。その病気は江戸でしか発症しなかったことから、人々は「江戸わずらい」と呼ぶようになりました。この病気は、今で言うと「脚気」と同義です。

なぜ江戸の人々は「江戸わずらい」にかかってしまったのでしょうか。その主因は「ビタミンB群の不足」でした。白米とは、玄米を精米した米のことですが、この「精米」という工程は、わかりやすくいうなら、玄米の糠層と胚を取り除く行為です。そうして残った「胚乳のみのお米」を私たちは「白米」と読んでいるわけですが、実はこの「白米」はほとんどが糖質でできており、私たちの生命活動にとって必要なビタミンやミネラル、その他の有効なギャバなどの成分はあまり含まれていません。それもそのはず、実際にお米のなかで「芽」、つまり「本体」となる部分は「胚」であり、そこにこそ生命活動に必要な成分が詰まっているのは自明です。そんな栄養価に乏しい白米ばかりを食べているから、江戸の人々は江戸わずらい、つまり脚気に苦しめられたのですね。

(3)玄米の健康効果

現在はかつて江戸であった東京のみならず、日本全国で白米が主食として食べられています。しかしながら現代を生きる私たちにとって「脚気」という病気はあまり聞き慣れません。ということは、白米以外のおかずの部分で栄養状態が改善され、人々は脚気に悩まずにすんでいるのでしょうか?

残念ながらそうではありません。現在は「脚気にかかる人が少なくなった」というより、「脚気という病名自体が存在しなくなった」とも言えます。皆さんにも経験があるのではないでしょうか。風邪ではないけれど、なんとなく体がだるい。何に対してもやる気が起きない。そんな憂鬱な気分が慢性的に続く。もしかしたらそれは単に精神的な問題ではなく、あなたが毎日のように食べている「白米」にこそ原因があったのかもしれません。

玄米はこのような慢性的な症状に苦しむ人々だけでなく、「別に体調は悪くないよ!」という方にとっても嬉しい効果があります。その効果は美容効果や肥満の予防に始まり、ガンの予防や糖尿病の予防など、本当に数え切れないほどあります。何も特別なことをする必要はなく、毎日あなたが食べている白米を玄米に変えるだけです。すぐにできて効果は抜群な健康法ですので、是非試してみてください。

まとめ

今回は「玄米食のすすめ」を解説していきました。この本が初めて出版されたのは約50年ほど前ですが、その内容は現代の私たちに通じるものしかありません。いや、むしろ逆です。現在では食の欧米化がさらに進んでしまって、日本人の体に合わない食生活をしてしまっている人々が増加しています。そんな現代だからこそ、本書は読む価値があるのです。

本屋に行けば、現在では様々な健康本が販売されています。それに伴い、様々な健康法が提唱され、もしかしたら「どれを実践すれば良いのかわからない」という方も多いのかもしれません。そんな中、「白米の代わりに玄米を食べる」というこれほどまでに簡単で始めやすい健康法を、私は他に知りません。しかも、その効果は絶大です。痩せたい人や、便秘に悩む人、病気に悩む人や、毎日が苦しいと感じる人、あらゆる人にこの玄米食を勧めます。

本要約は、「玄米のすすめ」のエッセンスの部分のみを重点的に解説していきました。本書には他にも、正しい副菜の摂り方や医学研究との関係、そして玄米の美味しい食べ方まで詳しく解説されています。本要約に興味を持ってくれた方はもちろん、これから玄米食を始めようとしている方、もしくは始めようか迷っている方、そして玄米食についてもっと詳しく知りたい方は、是非本書をご一読することをお勧めします。本書や本要約が、あなたの健康生活の一助になれば幸いです。

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