健康に関する本のブログ

80歳でも脳が老化しない人がやっていること  著者 (西 剛志 氏)要約

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今回は「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」著者 西 剛志(にし たけゆき)さんの本の要約です。

いくつになっても脳が若い人と、老化が進んでいく人にはどのような差があると思いますか?実は、若さを持続している人は、意外なことをしていました。

歳をとっていくことは抗えないけれど、脳はいつまでも若々しく保てるというのが、科学の最終結論です。どんなマインドを持てば、どんな習慣を身につければ、脳を若い状態に保てるのかを今回は解説いたします。

幸せなシニアライフを送るためにも、いつまでも若い状態でいるためにも、老化を防止するための工夫をしていきましょう。考え方は先天的ではなく、後天的なものなので、誰でも活用できる内容になっております。

老人脳にならないマインドの作り方

老人脳にならないためのマインドの作り方をご紹介します。

3つありますので、順番に説明していきます。

  • 1つ目は、「主観年齢で生きていく」ことです。

例えば、実際の年齢は85歳でも、自分は50歳と思えば、主観年齢は50歳です。すると面白いことに、50歳のような行動をとるようになってくるのです。主観年齢を若く保つことで、脳にとってNGワードである「老けた」、「歳をとった」、「もう若くない」を使わないようにもなるでしょう。主観年齢を若くすることは脳の老化を防ぐのです。

  • 2つ目は、「ガンコにならない」ことです。

「最近の若者は…」が口癖の人は要注意です。これまでの自身の経験をもとに考え方にバイアスがはられてしまうと、新しいものを受け入れられなくなります。その結果、新しい価値観に触れることができなくなるので、当然老けてしまいます。なので、ガンコにならないようにするためにも、「新しい体験の数を増やすこと」、「ドーパミンを増やすこと」が重要なのです。

  • 3つ目は、「脳にプラスの言葉を使う」ことです。

自分が使う言葉が、その後の行動に影響を与えると言われています。例えば、「疲れた」と言った瞬間に、疲れたイメージが脳に出てしまいます。疲れていなかったとしても、脳が勝手に疲れた状態を作り出してしまうのです。ただそうは言ってもネガティブな言葉を一切言わないのは難しいと思います。言わないように我慢しようとすれば、余計にストレスになります。そんな時は、「でもの法則」を使うと良いと言われています。例えば、疲れたと言った場合は次のような感じです。「疲れた。でも頑張った。」、「疲れた。でもいい疲れだ。」

脳は最後に放った言葉を記憶しやすいと言われているので、でもと付け加えて、最後にポジティブな言葉を持ってくることで、脳に良い影響を与えます。

他にも、「ありがとう」と言う言葉を使うことや、擬音語を文章の中に入れることによっても、脳にはプラスの影響を与えると言われています。

老人脳にならないための習慣

老人脳にならないための習慣をご紹介します。

6つありますので、順番に説明していきます。

  • 1つ目は、「リラックスする時間を作ること」です。

リラックス時間とは、好きなことをする、お酒を楽しむ、仕事とは関係ない趣味をする、ボーっと空を見たり、風呂につかったり、好きな音楽に浸ったり、カフェでゆっくり本や新聞を読むなどの時間のことで、「心がゆったりしていて、難しいことを考えていない状態」を指します。このような時間がないと脳がストレスを感じてしまうことから、認知症になるリスクが高くなるといった研究結果が出ております。

  • 2つ目は、「趣味を持つこと」です。

男性の場合は、趣味が5つ以上、女性の場合は、趣味が4つ以上あると、認知症になるリスクが一番低いということがわかっています。ただ、65歳以上の人の3割は、「趣味

の数がゼロ」ということがわかっているので、頭でわかっていても現状はだいぶ厳しいです。

  • 3つ目は、「話し相手を作ること」です。

話し相手がいないのは、60歳を超えたらリスクになります。なぜなら、孤独感は認知症の発症に大きく関わっているからです。なので、話し相手がいないのであれば、「ロボット」でもかまいません。ただ、より幸福度を高めるためには、動物の方が好ましいです。その中でおすすめは「犬を飼うこと」です。理由は2つあります。1つ目は、犬の世話をすることは、高度の脳の機能を使うので、認知機能の向上につながるからです。2つ目は、犬の散歩をすることで、日光を浴びる機会が増えるので、セロトニンが出やすくなり、さらにメラトニンの分泌も増えるため、睡眠の質が高まるからです。

  • 4つ目は、「部屋の温度を暖かくすること」です。

冬場の温度は「18度以上」の設定することを勧めます。寒すぎると、脳の老化を進め、血管への負担が大きくなってしまいます。また、部屋の温度が低いと、集中力や作業効率を下げてしまいます。

  • 5つ目は、「スマホと上手く付き合うこと」です。

簡単に言うと、スマホの良いところは上手く活用して、逆にスマホの悪いところは封印するということです。

スマホの良いところは、外に出て人と会う機会が少ない人にとっては、TwitterやInstagramなどのSNSにて、人とのつながりが持てる点です。他にも、旅行に行きたいけど行けない人にとっては、Googleなどで行きたい場所を調べて眺めることもできます。脳はイメージしたことと現実を区別することができないので、旅行に行けない場合にはおすすめです。

一方、スマホの悪いところは、「考える力を乏しくさせること」です。わからないことがあったときに、調べればすぐに解ができます。すぐに解が出ることは良いことですが、その分、脳が考えることをサボるので、意図的にスマホ離れを行い、考える力を養うことが大切です。

  • 最後に6つ目は、「手帳を上手く使うこと」です。

手帳を使って、「生きる目標を設定する」という方法です。「もし、明日死ぬとしたら

何をしたいですか?」、「もし1週間後に死ぬとしたら何をしたいですか?」のように本当にやりたいことを見つけるための質問を自分にし、その回答を手帳に書き込んでいくのです。人生の終わりを意識することは、脳の認知機能を上げる効果があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

老人脳にならないマインドの作り方や、老人脳にならないための習慣についてご理解いただけましたでしょうか。まずは考え方を若く保つことによって、結果的に行動も変えていきましょう。一見簡単そうに見えますが、長い間、自分に染み付いている考え方を変えるのは結構難しいと思います。ただ、本書にも書いてあった通り、考え方は先天的ではなく、後天的なので、毎日意識していたらいつの間にか変えられるものだと思います。

是非試してみてください。

また、もう少し細かいところまで学んでいきたいという方は、本書を手に取ってみてください。

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