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抗酸化素材の筆頭 レスベラトロール(星崎東明)要約

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今回は「レスベラトロール」の要約です。
著者は医学博士の星崎東明(ほしざき はるあき)氏です。

皆さんは、レスベラトロールという言葉、聞いたことがあるでしょうか?
レスベラトロールとは、ブドウの果皮に多く含まれ、ブドウの種子、新芽、蔓などにもふくまれる強力なポリフェノールのことです。

ブドウ以外では、ザクロやイチゴにも含まれています。
このレスベラトロールは、長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化させる作用があり、アンチエイジングや延命に友好であると注目されています。
イギリスの科学誌「ネイチャー」に延命作用が発表されてから日本でも、一躍有名になりました。特にアメリカでは、抗酸化素材の筆頭にあげられています。
本要約では、レスベラトロールの作用について詳しく説明していきます。

本要約のポイントは3つです。

1.抗酸化力を身につける
2.レスベラトロールの効能 
3.レスベラトロールでアンチエイジング

抗酸化力を身につける

活性酸素という言葉は、よく耳にする機会があると思います。
これは、私たちが呼吸することによって取り入れられている酸素のうち、約2~4%が特に激しい活性の激しい酸素に変化したもので、フリーラジカルともいわれています。
この活性酸素が発生すると、人間の体は、体に備わっている抗酸化物質が働いて、体は安全に守られています。
しかし、加齢や食生活の他、タバコやストレスなど私たちを取り巻く様々な原因により処理しきれない量の活性酸素が体内に発生してしまうと、蓄積され、ガン、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病にかかりやすくなってしまいます。
これらの原因を取り除くとともに、抗酸化物質を摂取し、抗酸化力を身につけることにつながります。そして、レスベラトロールは抗酸化素材の筆頭として取り上げられているのです。

レスベラトロールの効能

レスベラトロールには、さまざまな作用が明らかになっています。
1990年からブドウのポリフェノール研究が進んでいて、注目を集めてきましたが、その中でも特に「レスベラトロール」は、最も注目の素材として、世界中から期待されています。
レスベラトロールは、元々、ブドウがカビに汚染された時に、抗カビ作用を発揮、ブドウを守っていく成分です。種に含まれるケルセチンと同じように抗ガン作用の働きがあることが確認されました。
また、抗ガン作用の他に、動脈硬化の予防作用が明らかになっています

動脈硬化とは、文字通り、動脈が硬くなることですが、硬くなるだけでなく、弾力を失ってもろくなるのです。動脈には太いものと細いものがあります。
太い動脈の効果は、局部的に起こる「粥状効果」であり、「アテローム効果」とよばれます。
「粥状隆起(アテローム)」というコブのような隆起ができ、それが血管の内腔を狭めています。
また、細小動脈に見られるのは、全般的に起こる「肥厚」というもので、高血圧からきます。逆に高血圧へと悪循環していき、心筋梗塞や脳梗塞へとつながっていくのです。
フランスやイタリアでは、肉類などの高脂肪食をたくさん摂っているにもかかわらず、心臓病の発生率がアメリカの3分の1、イギリスの4分の1にとどまっているのです。
これは、フレンチ・パラドックスとよばれる古くからの謎でしたが、後にブドウ由来の研究が進み、ワインやブドウをよく食べることで、レスベラトロールの動脈硬化性疾患作用が明らかになったのです。

次に認知症予防作用です。
レスベラトロールには、認知症の予防作用があると考えられています。
人間は、脳の老化による機能障害が、老人性認知症として始まり、増加すると予想されています。老年期認知症といえば、血管性認知症とアルツハイマー型老年認知症があります。この2つで、80%以上を占めています。
脳血管性認知症は、脳の神経細胞を養う毛細血管が詰まり、その先に血流が届かないために脳の機能低下をおこします。
アルツハイマー型の認知症は脳全体が委縮することで、発症します。
アメリカの科学誌「サイエンス」によれば、脳細胞ニューロンの結合促進酵素の活性化がレスベラトロールにあると発表しています

次にメタボリックシンドロームの予防作用です。
メタボリックシンドロームというのは、「内臓脂肪症候群」のことです。
過剰な脂肪が内臓の周辺に張り付く「内臓脂肪」が生活習慣病発症のリスクを高めていることが明らかになり、血圧や血液中の糖分含量(血糖値)などそれぞれの値が少し高めでも重複すると、深刻な動脈硬化を引き起こします。
WHOによると、全世界の脂肪の原因は、心筋梗塞など「心血管疾患」がすでにガンを上回っており、アジア諸国でも肥満が問題になっています。
レスベラトロールは、脂肪の蓄積を減少させ、遊離脂肪酸の放出をすることが明らかになっています

レスベラトロールでアンチエイジング

現在の高齢化社会の到来により、アンチエイジングを試み、できるだけ老化を遅らせ、美と若さを保つ方法が注目されています。
今、注目されているのは、長寿遺伝子とよばれる、サーチュイン遺伝子群を活性化させるアンチエイジング効果についてです。
アメリカハーバード大学医学部の研究チームは、レスベラトロールに寿命を延ばす効果のあることを実験の結果、突き止めたのです。
このレスベラトロールは、優れた抗酸化作用を示すだけではなく、ガンの予防やアンチエイジング効果が飛び抜けて高いことがわかりました
また、レスベラトロールは、病気を予防するだけでなく、肌を老化させる原因である活性酸素を消去させ、肌を若返らせる効果があります。レスベラトロールのもつ強力な抗酸化作用こそがアンチエイジング効果をもたらす大きな要因なのです。シミ、ソバカス、シワ、たるみ、乾燥肌をはじめ、アレルギー症状も改善してくれます。

まとめ

レスベラトロールについて、おわかりいただけたでしょうか?
ここまでみてきただけでも、レスベラトロールには、ガン、生活習慣病、動脈硬化、アンチエイジング、認知症、メタボリックシンドローム、美肌作用など、様々な効能があることがわかりました。

身近な食品では、ブドウの果皮や赤ワインにも多く含まれているのですね。
ブドウは秋にたくさん出回り、見かけない時期もありますが、ドライフルーツにしたものや赤ワインなら年中、手に入りますよね。レスベラトロールにこんなにたくさんの効果が期待されるなら、たくさん摂って、生活習慣病や老化防止にも役立てたいものです。
このほかにもさまざまな効能がありますので、興味があれば、ぜひ一度手にとって読んでみてください。

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