腸に関する本のブログ

排便力をつけて便秘を治す本

腸に関する本のブログ

今回は「排便力をつけて便秘を治す本」著者、松生恒夫氏の本の要約です。

酷い便秘に悩む人は女性や高齢者に目立ちます。1日あたり20錠もの下剤を服用していた人もいるほどです。このような下剤依存症の人は下剤を飲めば飲むほどその効果は薄くなっていき、便秘か酷くなっていきます。しかし便秘の治療で最も重要なのは生活習慣の改善です。日々の生活習慣を変えて排便力を取り戻していくことが最も有効な手段なのです。本要約では、本来の排便力を取り戻すための方法について3つのポイントに分けて解説しています。

本書の要点は以下の3つです。
1、第二の脳と呼ばれる腸の働き
2、排便力をつける食事
3、便秘を治す補助療法

1、第二の脳と呼ばれる腸の働き

排便の最も大きな役割は老廃物を排出することです。つまり便秘によって便から老廃物を排出できなくなると、ゴミが体に溜まり、血流や代謝の悪化が起きます。さらに免疫力も下がってしまうため、病気にかかりやすくなります。腸はホルモンを生成したり免疫力を作ったりと様々な役割を担っています。そんな腸内環境が悪化すれば体や精神に悪い影響が出てきます。その悪化のサインが便秘なのです。通常他の臓器は脳からの司令を受けて動きますが腸は単独でホルモン生成などを行います。そのため腸は第二の脳と呼ばれているのです。

便秘が悪化する原因に便意の我慢や過度な少食が挙げられます。他にも睡眠不足、水分不足、運動不足、冷えや下剤の乱用など様々な行動が便秘に繋がりますが、中でも便秘の人に多いのが冷えです。冷えによって腸が収縮してしまうため便秘が起こりやすくなります。また、便秘の最大の要因がストレスです。身近な人の死や病気、退職などの強いストレスで健康な人も便秘になってしまうことが明らかになったのです。便秘の人の3分の1はストレスによるものだともいわれています。

重症の便秘の人の多くが下剤に頼る生活を送っています。下剤は腸が動いていないにも関わらず無理やり出すということになるので、排便の後のスッキリ感のない辛い排便です。さらに本来筋肉の収縮によって排便しているのに、下剤によって無理やり出していると、排便に関わる筋肉が衰えてしまい、さらに自然な排便ができなくなっていきます。中でも便意を感じなくなっていたら重症のサインです。このようにさらに悪化してしまう前に、対策が必要です。

2、排便力をつける食事

排便力をつけるために私たちができることは、食べ物を選ぶことと腸を動かすことだけです。まず基本は1日3食きっちり食べることです。朝食抜きは便秘の大敵です。しっかりと朝起きて食事をすることで腸の運動を促し、便秘改善につながります。

就寝の3時間前までには食べ終えることも重要です。食べてすぐ寝ると上手く消化が働かず、睡眠の質も悪くなってしまいます。また、水分をしっかり摂ることも意識しておくと良いでしょう。水分は腸の運動を促し、便を柔らかくしてくれるため重要です。

便秘対策として有名な食物繊維もしっかり摂らなければなりません。1つの食材でたくさん摂るのではなく、野菜や果物、豆類など、できるだけ色んな種類の食べ物から食物繊維を摂るように心がける必要があります。また、便秘改善に役立つ食材として有名なオリーブオイルがあります。オリーブオイルは小腸に吸収されにくいため、便に混じってすべりを良くしてくれます。オリーブオイルはできるだけ生で摂ることをおすすめします。その他にも味噌や漬物、しょうゆに含まれる植物性乳酸菌、野菜に多いビタミンC、玄米や納豆に含まれるマグネシウム、生魚や牛肉などのタンパク質に豊富なグルタミンも便秘対策として大いに活躍してくれます。

このように、食材に気を使いつつ1日3食や水分をしっかり摂るなどにも注意を向けて生活することが大切です。

3、便秘を治す補助療法

私たちの体は運動することによって大腸の働きが良くなり、ホルモンバランスも整います。運動はハードである必要はありません。ウォーキングやヨガなど軽い運動で血液循環が良くなり、新陳代謝を促し、腸の働きが高まります。また、排便に欠かせない下腹部の筋肉を鍛えるのも効果的です。運動不足や加齢によって衰えやすい腹直筋は、腹筋運動で効率よく鍛えることができます。

便秘が酷い人は腸にガスがたまりやすく、お腹が苦しくなることがあります。その時は右半身が下になるように横になり、時計回りに円を描くようにマッサージするとガスが抜けやすくなります。また、入浴は熱い風呂ではなく少しぬるめのお湯にすることで腸管の運動が活発になります。さらにお湯に浸かりながら円を描くようにお腹をマッサージするとより効果的です。

ストレス対策も重要です。便秘の最大の要因であるストレスは最も避けなければなりません。忙しい生活の中でもリラックスできる時間を作ることが大切です。ゆったりとした姿勢で深呼吸をしたり、今までの人生で楽しかったことを思い返したり、アロマテラピーを行ったり、スローテンポな音楽を聴いたりなどがおすすめです。これらを行うことで快感物質のドーパミンやセロトニンが分泌され、リラックスすることができます。便秘の最大の敵はストレスです。便秘改善に役立つからといって無理やりやるのではなく、あくまでリラックスして、楽しみながらやるのが最も効率の良い対策です。

まとめ

ここまでで、腸の働きや便秘のメカニズム、便秘改善に役立つ食事や補助療法について解説しました。これまでの生活で失われた排便力はこれからの習慣で取り戻すことができます。自分の生活を少しずつ改善していき、楽しみながらやることで確実に良い方向に向かっていくでしょう。特別な方法を取らずとも、長年苦しんできた便秘や下剤に頼った生活から抜け出すことができるのです。

本書では、要約で扱えなかった「腸内をリセットする食事療法」や「下剤依存症向けの下剤減量プログラム」についても詳しく触れられています。少しでも興味を持った人は、是非一度手に取って読んでみてください。

Follow me!

Twitterでフォローしよう
PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました